月間暗号資産

  • HOME
  • COLUMN
  • 前田真実果
  • 様々なステーブルコインが取引可能に?−前田真実果の“暗号資産投資”はじめてみました! Vol.111

様々なステーブルコインが取引可能に?−前田真実果の“暗号資産投資”はじめてみました! Vol.111

1月も半ばにさしかかりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。今これを読んでくださっている皆さまのおかげで2023年もコラムをスタートすることができます。今年もよろしくお願いいたします!

ちなみにわたしの新年は月刊暗号資産誌面用のコラム執筆で迎えました。
価格面では狂喜乱舞するような変化はありませんでしたが、それでもこの分野はもっと進化していくと思いますし、具体的にはメタバースやNFTなどについて実体験を増やしていければなぁと考えています。

さて、3週ぶりとなる収支報告ですが、今週はアメリカでCPI(消費者物価指数)の発表を控えていたことで前半は重い動きとなりました。
今年もCPIの発表がカギを握ることとなりそうですが、はたしてどのような結果になったでしょうか?

今週はBitLendingに預け入れていた分も含め、昨年末比で約6,000円プラスとなりました。2023年最初の更新はいいスタートを切ることができましたね。

このコラムを書いている時点でのビットコインは約243万円、イーサリアムは18万5,000円ほどと、どちらも昨年末と比べて価格をしっかり上げています。大手暗号資産(仮想通貨)FTXの破綻による影響ももうほぼ解消したといっていいでしょう。

暗号資産(仮想通貨)の相場を押し上げた要因としては、12日に発表されたアメリカのCPIがあります。もともと市場予測では「インフレの鈍化を示す結果になるだろう」なんていわれていましたので、「それだったらそろそろお金を投じてもいいかな?」と考えた投資家の資金が流入したかたちです。株価も同様に上がっていましたが、暗号資産(仮想通貨)の方が上昇率は大きいですね。

CPIの結果は市場の予測通りの結果となり安堵が広がったと同時に、市場が期待する数字以上でもなかったことから、コラム執筆時点でビットコインなどは少々利確する動きが強まっています。しかし、状況的には昨年末には考えられないような好状況が訪れようとしているため、おそらく今後さらに価格は上がっていくのではないでしょうか?

日本でも様々なステーブルコインが取引できるように?

昨年末にこんなニュースが流れてきました。

金融庁、海外発行ステーブルコインの国内流通を来年にも解禁へ

これまで国内で取引できるステーブルコインはダイ(DAI)のみでしたが、ついにテザー(USDT)やUSDコイン(USDC)といった流動性が高く世界的にも取引されている銘柄を国内取引所で取引できるようになるかもしれません。

ステーブルコインの利点はドルや円といった法定通貨や金に連動し、価格が比較的安定していること、それでいて通常の法定通貨と異なり24時間365日送受信ができる点にあります。
ただしステーブルコインにはいくつか種類があり、担保資産がなくアルゴリズムによって価格を法定通貨などに近づけるタイプのものに関しては、ステーブルコインといえどボラティリティが高くなる可能性があります。テラUSD(UST)の大暴落はまだ記憶に新しいところです。

そのステーブルコインの代表格といえるテザーが取引所Crypto.comから廃止されるというニュースがありました。これはカナダの規制に準拠するかたちで行われるもので、カナダのユーザーに適用されるものとのことです。
テザーを保有しているカナダのユーザーはそれ以外の暗号資産(仮想通貨)に交換することが必要となりますが、期日までに行われない場合は自動的にUSDコインに切り替えられるとのことです。

ここでUSDCって何だっけって思ったのわたしだけ……? ドルに連動した暗号資産(仮想通貨)といえばテザーってイメージで……。や、だって取引してないしさ!
そもそも変動が少ないから投資目的としてはあまり買う意味がないものですよね。ただ、ある程度利益が出た時に暗号資産(仮想通貨)としていったん利確するようなかたちで使えるというのを知って、それいいなぁと思いました。今回のステーブルコイン流通解禁で国内の取引所でも取扱いが増えれば、そういった使い方でステーブルコインを持ってみたいです。

ステーブルコインの種類についてはかなり前のコラムで少し紹介したんですが、テザーもUSDコインも、先に挙げたアルゴリズムで価格を連動させる通貨に近づける無担保型と呼ばれるものではなく、法定通貨担保型です。ただ、その担保の内容、「裏付ける資産の内訳」がかなり異なります。テザーはその内容の信頼性に欠ける点があると判断され、規制されてしまったんですね。

実際に国内取引所でどれが取り扱われることになるか分かりませんが、ぜひ今後の取引に活かしていきたいなぁと思います。

 

今回は以上です。
ステーブルコインの話は、ベテランな方には当然と思われることだと思いますが、まだまだわたしはUST? USDT? USDC……えぇい、ややこしいんじゃー! 状態です。持っていない銘柄はやっぱりあまり気にしないし……。
最近Web3とかNFT、メタバース関連の話が多かったので、久しぶりにちょっと投資に振った話ができたかな?(笑)

何かひとつ大きな転換点となるようなニュース(良い意味で)があればいいなぁ……と願いつつ、今年もぜひ本コラムにお付き合いいただけたらうれしいです!

Profile ◉前田 真実果(まえだ まみか)
京都府出身。
レースクイーンやモデルとして活躍し、雑誌・ラジオ等に多数出演。
Adobeソフトの使用に長けており、Instagramなどで使えるGIF作成を日課としている。オリジナルキャラクターのGIFは2ヶ月で1,700万ビューを越える。

SNS
ブログ:Mamika Maeda Note
Twitter:@mamilium
Instagram:c1mamika

前回
前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.110