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アスター渡辺創太氏、Web3.0事業コンサル等手がける「Startale Labs」を設立

日本発のパブリックブロックチェーン・アスターネットワーク(Aster Network:ASTR)を開発するステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)の渡辺創太氏は5日、新会社スターテイルラボ(Startale Labs)を設立したことを発表した。同社はシンガポール法人として1月3日に設立されたという。

スターテイルラボでは、これまでのアスターネットワークやマルチチェーンプロトコルの開発の知見を活かし、独自でdAppsやインフラの開発、事業コンサルティングなどを行うとしている。

渡辺氏は発表で、「シンガポールと日本に拠点を置き、アジアを代表するweb3テック企業を創ります。イメージとしては北米のConsenSys、ヨーロッパのParityにあたる企業をアジアにつくりたいと思います。いままで通り、最初からグローバルで人材、モノ、資本を集め世界で挑戦していきたいと思います」と述べた。

また、渡辺氏は2022年を「web3元年と言われる年」であったと語り、2023年のテーマについては「マスアダプション(社会実装)」と言及。その一方で、Web3.0に期待する企業は多いが、その技術を社会実装できる企業やエンジニアの数は少ないのが現状だと指摘する。

スターテイルラボでは、アスターファウンデーション(Aster Foundation)やWeb3 Foundation、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラ開発を行う。また、これまでアスターネットワークで培ってきた実績や繋がりをもとに、研究開発やインキュベーションを行っていくという。

さらに、今月中に日本で子会社であるスターテイルラボ・ジャパン(Startale Labs Japan)を設立する予定であることも明かした。日本発のパブリックチェーンという強みを活かして、日本でのWeb3.0事業開発と事業コンサルティングを展開していく。

アスターネットワークは昨年6月に国内Web3.0事業者らと「アスタージャパンラボ(Aster Japan Lab)」を設立した。アスターネットワークと、Shiden Networkを利用したサービスの開発やビジネス創出に関わる事業者が日本国内において必要な情報の調査・研究・知見の集約、意見交換を積極的に行うことを目的としていた。double jump、電通、博報堂、マイクロソフト、MUFG、SMBCなど多くの企業が参加している。

また、博報堂とは昨年12月にWeb3.0サービス等を手がける博報堂キースリーを設立。同社ではWeb3.0ハッカソンの企画・運営を行いながら、クライアント企業と共にWeb3.0サービスの開発を行うとしている。

画像:スターテイルラボ

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