月間暗号資産

  • HOME
  • COLUMN
  • 前田真実果
  • 市況が悪い時こそ“お得技”を調べてみる−前田真実果の“暗号資産投資”はじめてみました! Vol.93

市況が悪い時こそ“お得技”を調べてみる−前田真実果の“暗号資産投資”はじめてみました! Vol.93

前回は私のポートフォリオを振り返り、今後どのように運用していくかを考える回となりました。
今年もすでに後半戦に入っていますし、9月には暗号資産(仮想通貨)業界にとって非常に大きなイベントであるイーサリアムのアップデートも控えています。アップデート前後では相場の乱高下も予想されますが、逆に言えばチャンスでもありますよね。いい結果につながればいいなと思っています。

では収支の話題に移りましょう。先週はほぼプラマイゼロという珍しい結果になりましたが、裏を返せば市場が行き場をなくしていた状態とも言えます。
インフレや各国の経済状況が暗号資産(仮想通貨)市場にも影響を及ぼしているなか、今週はどうなったでしょうか。

今週はレンディングに預け入れているビットコインも合わせて1万円ほどのマイナス……。久しぶりに大きなマイナスとなりました。
コラムを書いている時点でのビットコインの価格は約290万円、イーサリアムは22万円。ともに先週と比べ大きく価格を落としています。それでも、イーサリアムはアップデートも近いのでまだ耐えている方でしょうか。

今週はアメリカで開かれる「ジャクソンホール会議」という経済フォーラムで、FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長が講演を行うことから、株式市場と暗号資産(仮想通貨)市場では警戒感が高まりました。
というのも、このフォーラムでのパウエル議長の講演は、今年後半のアメリカにおける金融政策の方針を示す意味合いもあるようで、金融業界にとっては非常に大きなイベントになるようです。その一語一句はかなり重たいものとなるようですね。
しかも、この講演では引き続きFRBが断固として金融引き締めを継続していく意思表明を行う可能性が極めて高いらしく、これに加えて何かサプライズ発表があった場合には市場に大きな動揺を与えかねないとして警戒されています。

現在、各国で利上げなどの影響から景気後退が指摘されているなかで、さらに金融引き締めが強化されれば暗号資産(仮想通貨)市場にもその影響は波及するでしょうね。
そのような可能性も踏まえて運用を行っていく必要がありますね。

様々な運用のお得技

上記で触れたように、現在の暗号資産(仮想通貨)市場は株式市場の動向や金融引き締め動向に左右され不安定なものとなっています。それに加えて、いよいよ暗号資産(仮想通貨)にとって「魔の月」とも言われる9月に差し掛かろうとしています。
先月発売された月刊暗号資産9月号を見返してみると、なんと毎年9月のビットコインの成績は2014年にプラスを記録して以降、昨年までマイナス続きとなっているとのこと。他の月を見てもここまで成績の悪い月はないので、本当に魔の月なんですね……。

うーん、それを見越してどんな資産運用を行うべきか考えておかなければいけません。さすがに過去のデータを踏まえると黙って見ているだけというわけにもいきませんよね。そこで、今回のタイトルにもある「運用のお得技」に注目してみました。先月発売した月刊暗号資産9月号に詳しく掲載されているので、ぜひ合わせてご覧くださいね。なんと全部で100個掲載されています!

雑誌の購入はこちらから

ちなみに、お得技に関連して私もこれまで使ってこなかった取引所サービスを使ってみました。それがSBIさんで提供されている「貸コイン」サービスです。私がビットコインの一部を預け入れているBitLendingさんと同じく、レンディングサービスです。

本来であればレンディングサービスに特化したBitLendingさんの方が年率8%と利率的にお得なのですが、イーサリアムを送金する手数料を考えた際に、いったんSBIさんで預け入れた方がいいという判断からです。貸し出す暗号資産(仮想通貨)によって利率が異なり、現在最も年率が高いものだとソラナ(SOL)の3.5%となっています。
イーサリアムはアップデートを控えていますし、長い目で見ても価格が上がっていくと思います。こういったサービスを利用することで、より着実に増やすという考えも大事かな、と。これも一種のお得技ですよね!

さて、前置きが長くなりましたが、ここからは月刊暗号資産9月号に掲載されていたなかで、私が気になったお得技をピックアップしますね。

●買い物や電気料金の支払いでビットコインをもらう

これは過去にも触れたことがあるコインチェックでんきやbitFlyerさんを通じたお買い物でのお得技ですね。コインチェックでんきを活用することで、支払額の1〜7%相当のビットコインがもらえます。日々の支払いを通じてビットコインの還元を受けというのは、お得感がありますね。
ちなみにbitFlyerさんでは提携サイトを通じてふるさと納税を行うとビットコインを受け取ることができます。手数料のほかにも、このような特色を取引所選びの基準の一つにするのも良さそう。

●記事を読んでビットコインを受け取る

これは「Ceeese(チーズ)」というアプリで記事を閲覧することでビットコインを受け取ることができます。受け取れるビットコインの数量はランダムですが、様々な記事を読んで勉強して、その見返りとしてビットコインが受け取れるのなら一石二鳥ですね。

●楽天やSBIでポイントを活用した運用を行う

楽天では買い物などをすると楽天ポイントがついてきますよね。ポイント○倍を意識してお買い物される方も多いのでは? このポイントを使うことで株やビットコインへの投資ができますが、すでに運用している方がけっこういらっしゃるかな? また、SBI証券などでも株式購入などを通じてポイントが貯まるようで、これらを活用して運用できるそうです。
ポイントと言えばおまけで付いてくるような印象がありますが、それを使って運用できるなら実質ノーリスク。“お得技”にふさわしい例ですね。

 

まだまだ様々なお得技がありますが、月刊暗号資産Twitterアカウントでも日々情報発信されていますのでチェックしてみてください。市況が悪い時こそ、こういったテクニックを活用して地道にプラスにしていきたいですね。

 

今回は以上です。市況が明るくない今、地道に資産を増やしていくべく“お得技”に触れてみました。
探してみれば大きなものから小さなものまで、いろいろなお得技がありますね。運用に行き詰まった時などは視点を変えて、こういったものを活用するのもいいかもしれません。

そうそう、前回皆さんが注目している暗号資産(仮想通貨)の銘柄や運用方法について教えてくださいとお願いしていたのですが、お答えくださった方々ありがとうございます。皆さんそれぞれ指針を持って運用していらっしゃるんだなぁと勉強になりました。こんなことが知りたい、というようなご質問や取り上げてほしいテーマなども随時募集しております。担当氏を召喚します(笑)!

相場の方はいよいよ9月ということで、慌ただしくなりそう。やれることはしっかりやって、収支を伸ばしていきたいですね。

Profile ◉前田 真実果(まえだ まみか)
京都府出身。
レースクイーンやモデルとして活躍し、雑誌・ラジオ等に多数出演。
Adobeソフトの使用に長けており、Instagramなどで使えるGIF作成を日課としている。オリジナルキャラクターのGIFは2ヶ月で1,700万ビューを越える。

SNS
ブログ:Mamika Maeda Note
Twitter:@mamilium
Instagram:c1mamika

前回
前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.92