月間暗号資産

前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.44

前回は暗号資産(仮想通貨)を使ってできるお得技がテーマでした。私たちの生活に大きく関わってくる電気や税金に関するサービスでビットコインを受け取れる、または使えるということで、私自身も利用してみたいなと思いました。やはり何かのついでにもらえる、というようなサービスだと定着しやすいと思うので、支払い系だったり、交通系のカードで使うたびに自動的に貯まるというようなサービスができるとうれしいです!暗号資産(仮想通貨)相場の方は、前週からイーサリアムを中心に大きく価格を上げていましたが、今週はどうでしょうか? 今回はこのようになっています。

前回のコラム更新時と比べると、約4,000円のマイナスです。コラムを書いている時点では、ビットコインは約520万円を推移していますが、イーサリアムは40万円を割ってしまい、39万円ほどとなっています。なんとかこのあたりの価格で下落の勢いは止まったかな? といったところですかね。

過去のコラムで、中米・エルサルバドルでビットコインを法定通貨に定める法案が可決されたということに触れたのですが、皆さん覚えていますでしょうか? そのエルサルバドルで9月7日、ついにこの法律(通称ビットコイン法)が施行されました! 本当にビットコインがドルや日本円と同じような扱いを受ける日が来るなんて想像もしていませんでした。

もちろんこれは世界初の事例なのですが、法律の施行直前にもう1つ世界で初めての事例がありました。それはエルサルバドル政府がビットコインを買ったことです。それぞれの国によって事情が異なるとはいえ、国が暗号資産(仮想通貨)を購入するというのは驚きです。

この動きを受けてビットコインは一時580万円ほどまで上がりました。その時の収支ですと約7,000円のプラスだったのですが、急激な価格上昇であった上にネガティブな動きもあったため、みるみる価格は下落……。最大で500万円ほどまで落ちたのです。世のニュースの影響が即座に反映される暗号資産界。このくらいの落ち方であれば、もうそれほど驚かなくなりましたが、やはりこの価格変動の幅はすごいですね。

ビットコインで投げ銭ができるようになるかも

暗号資産(仮想通貨)の相場が激しく揺れ動くなか、ビットコインを使った新たな試みが大手SNSで検討されているようです。なんとTwitterでビットコインを使った投げ銭機能が実装されるかもとのこと!

投げ銭とはSNS上でチップを送ることで、YouTubeのスーパーチャット(通称スパチャ)などが有名ですね。このYouTubeのスパチャに限れば、昨年のランキングで日本のいわゆるVTuber勢が世界トップ3を独占したのだとか。1位の方はなんと約1億6,000万円もスパチャで投げ銭を得たとのことで、YouTuberが人気職業として挙げられるのも頷けます。

少し話が逸れましたが、Twitterでは今年に入り投げ銭機能が実装されました。しかしその仕組みに欠陥もあるんだとか。海外の送金業者が使用されるそうで、しかも送った際に中間業者を通じて本名や住所がバレてしまうそう。

ビットコインの投げ銭がどのように行われるのか具体的にはまだ分かっていません。しかし暗号資産(仮想通貨)を投げ銭として使い、暗号資産(仮想通貨)の通常の送金のように相手先のウォレットアドレスだけが分かるというかたちであれば、本名や住所もバレないですし、そちらの方がいいのではないかと感じます。

しかも、ビットコインに限らず暗号資産(仮想通貨)のいいところは小数点以下の枚数を送れる点が挙げられます。普通の日本円ですと、「100.5円送って!」なんて簡単にはできませんが、ビットコインはじめ暗号資産(仮想通貨)ならそれができます。なんなら、1円以下の送金もできますもんね!

TwitterはCEOのジャック・ドーシーさんという方がビットコインに対して非常に前向きな姿勢を示しているようで、他の会社を通じてビットコインに特化したサービスを作ろうとしているのだとか。自身が率いる送金アプリ大手のスクエアでは、すでにビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)関連サービスを提供しています。今後もドーシーさんを中心に様々なサービスが展開されるかもですね!

ちなみにTwitterの投げ銭とは関係ないですが、先日ライブ配信アプリのツイキャスを使っていたところ、カテゴリーのなかに暗号資産が含まれているのを発見しました。「ツイキャスでも暗号資産(仮想通貨)がカテゴリーとしてちゃんとあるんだ!」と驚き。ツイキャスも暗号資産(仮想通貨)との親和性が高いとものだと思いますし、価格変動が大きそうな日などに実況されている配信者さんもいらっしゃったりするのかな?

今後「ビットコインで投げ銭が可能に!」というニュースをこちらで取り上げる日が来るかもしれませんね!

 

今回は以上です。
Twitterでビットコインの投げ銭ができるかもというお話をしてまいりましたが、この機能が実装されたら私自身も投げ銭で使ってみたいですし、逆に投げ銭してもらえたらうれしいなぁ〜。ビットコインで投げ銭ができるようになれば、暗号資産(仮想通貨)の用途が広がり普及にもつながるのではと思います。以前紹介したBraveというブラウザでも暗号資産(仮想通貨)BATを使った投げ銭ができるそうですが、やはりトップとも言えるビットコインでできるようになるとイメージがまた変わりますよね!

エルサルバドルの件もそうですが、ビットコインが着々と送金など実利用で浸透しつつありますし、今後もこういった事例が増えていきそうですよね。暗号資産(仮想通貨)市場のさらなる盛り上がりのためにも、その代表的存在であるビットコインには価格面でももうひと段階、ふた段階と上がってもらいたいですね!

次週には再び大きく価格が上がっていることを報告できますように……!

Profile ◉前田 真実果(まえだ まみか)
京都府出身。
レースクイーンやモデルとして活躍し、雑誌・ラジオ等に多数出演。
Adobeソフトの使用に長けており、DTPエキスパートなどを保有する「DTPできる系レースクイーン」。
現在はスーパーGTに参戦するKONDO RACINGのレースクイーン「リアライズガールズ」のメンバーとしても活動中。

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