月間暗号資産

前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.54

前回はメタバースをテーマに取り上げました。あのディズニーも参入の計画を進めていることが最近明らかになり話題になっています。ちなみに、担当氏からディズニー好きだったらこの話題広げてくださいと言われましたが、人生でディズニーと名のつく夢の国に一度しか行ったことがない民なので、ひとまずそっとしておくことにしました。

さて、暗号資産(仮想通貨)市場に目を向けてみると今週は慌ただしい一週間となりました。そんな今週の私の収支を見てみましょう。

前週比で約2万円のマイナス! 一気に上昇した反動でしょうか……。
急激な価格変動に対する調整と、アメリカでの動きが影響を与えた可能性が高いそうです。これらが重なっちゃったんですね。

このコラムを書いている時点でビットコインの価格は約675万円。このところ絶好調だったので、久しぶりに700万円を割るところを見た気がします。イーサリアムも節目の50万円を下まわり、ちょっと見極めどころかなぁ……と。
このあたりで1度利益を確定させて、次の一手を探るほうがいいのでしょうか。これ以上価格が落ちてしまうのは怖いので、その前に判断したいですね。

ビットコインが4年ぶりに進化!

暗号資産(仮想通貨)市場では残念ながら価格が下落していますが、14日にはビットコインのアップデートが行われました。ビットコインのアップデートは2017年8月以来、約4年ぶりのことだそうです。アップデートの内容は私にはあまりにも難しすぎて詳細をうまく説明できそうにないのですが、簡単にまとめると、ビットコインの「プライバシー」に関する部分やブロックチェーンの「ブロック」の作り方が変わったことがポイントと言えそうです。

特にブロックの生成については、今回導入された仕組みによってブロックの中に入るデータの容量が削減されるため、ビットコインのネットワークの拡張性が向上するのだとか(担当氏談)。
これによってイーサリアムに代表される「スマートコントラクト」という機能も向上したそうです。

スマートコントラクトとは「契約を自動化する」仕組みで、これまで何度も触れてきたNFTや、DeFi(分散型金融)と呼ばれる分野でも使われている重要なものです。簡単に要約すると、「最初に決められた条件が達成された際に取引が実行される」仕組みです。

例を挙げると、AさんとBさんがお金と物の交換を予定し、それを自動で行うとします。
その際、スマートコントラクトで「Aが○○円を用意して口座に入れ、さらにBが物を△△という場所に置いたことを確認できたら取引を実行してお互いのところに届くようにする」と条件を定めます。
こうすることで取引を仲介したり見守る手間が省けます。さらには、ブロックチェーンによって改ざんできないようになっているので、条件を途中で理不尽に変更されるといったことや、悪質な詐欺のようなことも発生しません。まさにブロックチェーンを有効活用した事例のひとつと言えますね。

今回のビットコインのアップデートに関してもっと詳しく知りたい方はぜひこちらの記事を読んでみてください!

ビットコイン約4年ぶりの大型アップデート「Taproot」が無事実装

普段気にするのはやはり価格面なので、ビットコインのこの変化を体感(?)することはできないのですが、分かる人には分かるのかなぁ。
過去のコラムでも取り上げたエルサルバドルでのビットコイン法定通貨化など、決済でも使われるようになりましたので、そういったところに目を向けてみるとこういったアップデートが後々大きな成果につながったりするのかもしれませんね。

今回は約4年ぶりに行われたビットコインのアップデートについてお話ししました。技術的なお話なので深く理解するのは難しいですが、概要はお伝えできたかな?

ビットコインの進化は大事なトピックですし、このアップデートのおかげで先週大きく価格が上がりました。現在は低調気味ですが、去年のようにここから一気に価格が上がってくれることを祈ります!

Profile ◉前田 真実果(まえだ まみか)
京都府出身。
レースクイーンやモデルとして活躍し、雑誌・ラジオ等に多数出演。
Adobeソフトの使用に長けており、DTPエキスパートなどを保有する「DTPできる系レースクイーン」。
現在はスーパーGTに参戦するKONDO RACINGのレースクイーン「リアライズガールズ」のメンバーとしても活動中。

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