2021.11.27
前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.55
前回は約4年ぶりに行われたビットコインのアップデートについてお話ししました。私自身ビットコインを所有していても、その進化を実感するのは難しいですが、このようなアップデートを重ねていくことで「資産」としてだけでなく、イーサリアムや以前取り上げたソラナのように「技術」として注目、活用されていくのかなと感じます。それが価格面にもいい影響を与えることになるはず!
その問題の価格ですが、前回コラムを書いている時のビットコインが約675万円、イーサリアムが約48万円でした。それぞれ最高値を更新して「まだまだもっと上がるのでは!?」という時に価格が大きく落ちてしまい、そこからは何とも言えない推移を見せています……。前週は約2万円のマイナスとなった私の収支。今回はどのようになったのか見ていきましょう!
今週は前回比約1万5,000円のプラス。また一気に息を吹き返しました!
一時640万円まで下がったビットコインは、このコラムを書いている時点で約660万円付近を推移しています。一方のイーサリアムは約50万円。前回更新時と比べて少しですが上がりました。
そして何よりも、今回の収支に大きく貢献したのがベーシックアテンショントークン(BAT)。なんと200円を突破するまで上昇し、過去最高値を更新しました! 最も勢いがあった時には、前日比50%以上も上がったそうです。
直接的な要因はわかっていないのですが、ずっと持ち続けてきた思い入れのある暗号資産(仮想通貨)ですので、非常に嬉しいですね。
こういった状況も踏まえると、今はビットコインよりもアルトコインが注目されているのかな?
1.ナイキが作ったメタバース「ナイキランド」
数回前にも触れましたが、Facebookが参入を表明して以降、「メタバース」というワードを様々なところで見かけるようになりました。メタバースに関連した暗号資産(仮想通貨)が大きく価格を上げ、市場で大きな存在感を放っていることにも触れました。メタバースについての概略は、下記リンクからお読みいただけたらうれしいです。
前田真実果の“暗号資産投資はじめてみました!” Vol.53
そんななか、今週はあの世界的なスポーツブランドであるナイキ(NIKE)が、独自のメタバース「ナイキランド」を制作したというニュースが!
ナイキランドでは鬼ごっこやドッジボールなど様々な遊びができるそうで、現実の動きに合わせた遊び方もあるそう。仮想の世界とはいえど、自分の意思がしっかりと反映されていくなんて、もうほぼ現実と変わらないなぁと思います。『遊戯王』のデュエルが思い浮かんだのですが同じ方いらっしゃいますでしょうか……(あ、遊戯王とはカードバトルをテーマにした漫画、アニメのシリーズです。仮想現実の空間でカードに描かれた龍やら何やらが現れ、プレイヤーは攻撃されると身体的な痛みまで受けます。こんな説明で合ってるかしら)?
も、もとい、このナイキランド、将来的にはサッカーW杯やアメリカンフットボール最大の大会であるスーパーボウルなどといったスポーツイベントに関連した空間も用意するそうです。きっと試合がある時には一緒に盛り上がることができるメタバースならではのイベントなんかもあるでしょうし、新たなスポーツ観戦のカタチができていくかもしれませんね。ん〜、これは注目されそう!
2.東京を舞台にしたメタバースも!
ナイキと言うと海外のイメージが強いですが、実は日本の首都・東京をイメージしたメタバースもあるのだとか。そのメタバースというのが「メタトーキョー」です。
このメタトーキョーでは先日、ポップアップミュージアムが開設されたそう。開設というか、正確には建設されたというべきですかね。
メタトーキョーには、きゃりーぱみゅぱみゅさんや中田ヤスタカさんといった有名タレントが所属するアソビシステム社も参画しているみたい。たしかにエンタメとメタバースって親和性がとても高いと思いますし、こちらでも新たな展開が今後見られそう。
ちなみに、メタトーキョーのポップアップミュージアムに入るには「MetaTokyo Pass」というチケットが必要で、そのチケットはすでにNFTとして販売され、5時間ほどで限定100枚が完売!
そしてこのチケットはNFTですので、すでに二次流通も行われています。このあたりが若干理解しにくいところなのかなぁ? と個人的には感じます。NFTは「所有権」の譲渡なんですよね。最初に0.033ETH(当時約1万6,000円)で売り出されたものが、なんと3.8ETHで取引されるようになったそう。3.8ETHというと、このコラムを書いている時点で約187万円! 入場するためのチケットがこの価格をつけるなんて、なかなかすごい話……。でも、それだけ注目度が高いということですよね。
テレビ朝日で放送されている番組に出てくる「バーチャル六本木」もメタバースなんだって。バーチャル六本木にはテレビ朝日の人気番組のスタジオに扮した空間もあるそうで、今後イベントも予定されているそうです。
この約2年でリモートでの打ち合わせやオンラインイベントが普通になりつつあるなかで、少しずつですがメタバースでの活動も当たり前というか、なじみのあるものになっていくのかなと改めて感じさせられます。
今回は国内外でのメタバースに関する事例について取り上げました。
私の職業上モータースポーツは切っても切れない関係ですが、「モータースポーツ×メタバース」というのも今後出てくるのではと思います。すでに暗号資産(仮想通貨)関連のコラボも進んでいますしね。ファンの方々とも実際に会ってできないような交流ができるかもですし、一緒に選手の皆さんを応援する仕組みなどもできそうですね。
ますますレベルアップしていく暗号資産(仮想通貨)関連の技術は、〇〇年後の未来はこんな風になっているかも! という世界をもっと早く現実化しそうで楽しみであり、ちょっとばかし恐ろしくも思えます(私の脳内でちょっと飛躍しすぎているかも!)。ただ、このような進化は価格面に関してはプラスに働くはず! まずは来週の私の収支がさらにアップしますように……。ビットコイン、アルトコインともに注視していきたいです!
Profile ◉前田 真実果(まえだ まみか)
京都府出身。
レースクイーンやモデルとして活躍し、雑誌・ラジオ等に多数出演。
Adobeソフトの使用に長けており、DTPエキスパートなどを保有する「DTPできる系レースクイーン」。
現在はスーパーGTに参戦するKONDO RACINGのレースクイーン「リアライズガールズ」のメンバーとしても活動中。