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Vol.7ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

8月2日(金)メールマガジン配信号より

アジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference」の事務局より提供を受け、業界に関する事務局独自の見解を隔週で配信させていただきます。

〜揺れ動くアメリカ経済。暗号資産業界への影響は?〜

アメリカ国内では先月、暗号資産・ブロックチェーン規制に関する公聴会が2回行われ、大きな進展はなかったものの、今後につながる大変有意義な機会であったと言えるだろう。
その中で、1日にFRB(米連邦準備理事会)がFOMC(連邦後悔市場委員会)で発表した0.25%の利下げが、暗号資産市場に良い影響をもたらすという見方が散見されている。
今回の利下げはリーマン・ショック時に金融緩和対策で行われて以来、およそ10年ぶりに行われたもので、ビットコインを始めとした暗号資産にとっては初となる出来事だ。
直近の例を挙げると、今年6月に今回の利下げが示唆された際には、金価格、ビットコイン価格ともに値を大きく上げた。
こういった資産はリスク回避のためのヘッジ投資に用いられることがあるため、世界経済の不透明さから上昇につながった可能性が高い。
実際、利下げの影響は微小とも取れるが、1日の主要暗号資産は軒並み価格上昇を見せた。
また、本日2日にはトランプ大統領が中国製品に関税を課す「対中制裁第4弾」を9月に発動すると表明。
日本においても同日、韓国を輸出管理における「優遇対象国」から除外するなど、世界経済不安は高まる一方だ。
こういった情勢も相まって、暗号資産市場にとっては追い風となるかもしれない。