月間暗号資産

  • HOME
  • COLUMN
  • Vol.46ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

Vol.46ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

2月19日(金)メールマガジン配信号より

アジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference」の事務局より提供を受け、業界に関する事務局独自の見解を隔週で配信させていただきます。

〜ビットコイン5万ドルとイーサリアム20万円が持つ意義〜

ついにビットコイン価格は5万ドル(約528万円)に到達した。

米国を中心に大企業や銀行が次々に暗号資産市場へと参入し、業界は今空前の盛り上がりを見せている。

これだけ大企業が暗号資産業界に入り込んできた理由としては、やはり市場の健全化が進んでいることが挙げられる。環境整備が進んでいることで参入障壁が低くなり、暗号資産を金融資産の1つとして見ることができようになったと言えるだろう。

また同じく、アルトコインの雄とも言えるイーサリアムも日本円で20万円に到達し、ひとつの重要なラインを超えた。イーサリアムもビットコインと同じように、機関投資家が参入しやすくなりつつあることが、価格帯を支える一要因になっていると言える。

これら暗号資産市場における2大巨頭が過去最高値を連日更新しているというのは、業界にとって非常に大きな意義を持つ。

ビットコインは法定通貨の価値が不安定な国々にとっては代替通貨として機能し、イーサリアムはその技術が広く使われ始め、今後の金融業界やインターネット業界での活用も非常に期待が持たれている。

つまり、投機的な面だけでなく、実需面においても需要を得るようになってきているということだ。

今後のビットコインやイーサリアムの価格変動については強気な予想が非常に多く散見され、世界有数の金融機関であるCitibankは2021年中に1BTCが3000万円に到達するとの予測を打ち出した。

世界的な金融機関がこれだけの予想をむやみに出したとは考えられない。現在の暗号資産市場を取り巻く状況を見れば、あながち非現実的な話とは限らないだろう。