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Vol.40ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

11月27日(金)メールマガジン配信号より

アジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference」の事務局より提供を受け、業界に関する事務局独自の見解を隔週で配信させていただきます。

〜歴史的瞬間を間近にしたビットコイン 最高値更新にかかる期待〜

暗号資産史上における歴史的な瞬間が刻一刻と迫ってきている。

10月より価格を大きく上げるビットコインは18日頃に190万円に到達。その後ビットコインは横ばいで推移したが、リップルやライトコインなどを中心にアルトコインが大きく値を上げると、ついには大台となる200万円にタッチした。

執筆現在においては市場全体で大きく価格を下げており、ビットコインは175万円ほどを推移している。

しかしこれは大きく価格を上げた反動ゆえに起きた調整売りにすぎず、健全な市場動向を保っていると見ていいのではないだろうか。

ビットコインにおいてはまず1万7000ドル(約176万円)付近での攻防が非常に重要となり、上抜けたとするならば1週間前に突破した1万8000ドル(約187万円)がレジスタンスラインになると思われる。

また、先日過去最高値を更新したNYダウなどの株式市場の動向も暗号資産市場に大きく影響を与えそうだ。

現在の日本を含む世界市場は新型コロナウイルスのワクチンと米国における経済対策のみが唯一の生命線になっていると言っても過言ではない。特にリスクオン投資とも呼べる株式に買いが集中している様を見る限りは非常に楽観的だと言える。

この期待感が崩れ去った際には、今年3月の大暴落に匹敵する下落が再び株式および暗号資産市場に襲いかかってくるだろう。

一方で、上記の経済対策などの動向が良好であれば、ビットコインを中心に多くの暗号資産にもプラスに働く可能性が高い。

少なくとも、現在ビットコインはその歴史に残るような推移を見せていることは間違いない。

大幅な下落によって過去最高値の更新が遠のいたように思えるが、まだ判断するには時期尚早と言える。

むしろ、今こそビットコインの可能性に期待を寄せてもいい時期ではないだろうか。