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Vol.3ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

6月7日(金)メールマガジン配信号より

アジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference」の事務局より提供を受け、業界に関する事務局独自の見解を隔週で配信させていただきます。

〜規制・反対派の影響は? 2つの出来事から見る暗号資産の今後〜

今週の暗号資産業界は先行きに不安を感じさせる推移を見せた。
ビットコインの相場はクジラにより急落し、合わせて徐々に値を下げていった暗号資産もあった。
今回の価格変動によってしばらく保守的なトレンドが続くと予想する専門家もおり、その影響は大きいものと言えるだろう。
今後、相場を左右する可能性がある出来事として、8日・9日に福岡で行われるG20財務大臣・中央銀行総裁会議と、暗号資産否定派で有名な「投資の神様」ことウォーレン・バフェット氏と暗号資産トロンのCEO ジャスティン・サン氏によるランチ会合をピックアップしたい。
まずG20に関しては、テロ資金対策を主としたマネーロンダリング規制の合意が予想されている。
これは北朝鮮によるハッキング事件の経済制裁逃れを阻止する狙いがあるとされる。
また、暗号資産の流出対策や顧客保護に関する規制についても議論される予定だ。
そしてバフェット氏とサン氏のランチ会合においては、サン氏がランチに招待できる7人のメンバーとしてイーサリアム共同創設者 ヴィタリック・ブテリン氏、ライトコイン創設者 チャーリー・リー氏、バイナンスCEO CZ氏などに声をかける準備をしているという。
この場でサン氏らが大きな影響力を持つバフェット氏を説得することができれば、他の暗号資産否定派や暗号資産投資にそれほど関心がない層にまで影響を与える可能性がある。
こちらの開催時期は今のところ不明だ。
いずれにせよ、この2つのイベントが相場に影響を与える可能性は否定できない。
最新の情報と今後の動向に関して、常にアンテナを張っておく必要があるだろう。