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Vol.22ニュースから見る暗号資産・Blockchain業界

3月13日(金)メールマガジン配信号より

アジア最大のブロックチェーンカンファレンス「Japan Blockchain Conference」の事務局より提供を受け、業界に関する事務局独自の見解を隔週で配信させていただきます。

〜大混乱の世界経済と暗号資産市場〜

新型コロナウイルスの影響で、世界経済は混沌とした状況に陥った。
NYダウはこの1週間だけで2度もサーキット・ブレーカー(売買停止)が発動。
13日、日経平均も一時1800円急落し、1万7000円を割るなど、2008年に起きたリーマンショックを彷彿とさせる状況となった。
同時に金(ゴールド)や原油といった資産もマイナス域に入るなど、あらゆる投資資産の下落連鎖は止まることを知らない。
その影響は暗号資産業界にも降りかかり、ビットコインは24時間で30万円以上の価格変動を記録。
一時43万円台に到達し、昨年4月頃の水準にまで暴落するなど、まさに波乱の展開を迎えている。
もちろんビットコイン以外の暗号資産も影響を受けており、軒並み前日比50%前後の大暴落を記録している。
暗号資産は有事の際に機能する避難資産として見られることが多いが、パンデミックが宣言され、世界経済の縮小が懸念されている点から鑑みると、暴落も時流によるものと見て良いだろう。
今後、暗号資産相場が復調を見せるタイミングは全く見えてこないが、しばらくはボラティリティの高い不安定な相場状況になる可能性が高い。
また、ここ最近は世界経済と連動した価格推移をたどっていたことから、価格上昇が見られるとするならば世界経済が上向くタイミングかもしれない。
貨幣・紙幣による感染も懸念されていることから、今後より国内のキャッシュレス化が推し進められる可能性も秘めている。
急速に悪化する世界経済や暗号資産市場にとって、まさに重要局面となっている。