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ナイキ、Web3.0プラットフォーム「.SWOOSH」をローンチ

ナイキ(Nike)は14日、Web3.0プラットフォーム「.SWOOSH(以下、スウッシュ)」をローンチしたと発表した。

今月18日より登録受付を開始する。これより、Web3.0領域の取り組みを一層強化していく狙いがある。

スウッシュについてナイキは、「新しい包括的なデジタルコミュニティと体験、ナイキバーチャルクリエーションのホームを作ることで、アスリートを支援し、スポーツの未来に貢献するWeb3.0対応のプラットフォーム」だと説明している。

ブロックチェーンを活用し、ゲームなどで使用可能なシューズやアクセサリー等のNFT(非代替性トークン)を作成できるほか、それをユーザー間で交換可能にするプラットフォームとしても機能する。また、将来的にはアスリートやデザイナーとの交流を可能とするほか、実世界の商品およびイベントへの参加権の付与等も検討していくという。

Nike Virtual StudiosのGMであるロン・ファリス(Ron Faris)氏は発表で、「このアプローチはスポーツや買い物を行う場所で消費者と出会い、新しいデジタルアリーナへの入り口を提供するものだ」と述べ、「私たちは、Web3.0に関心のある人々がアクセスできるプラットフォームとして、未来のマーケットプレイスを形成していく」と意気込みを語った。

スウッシュは現在ベータ版だが、参加するために必要なアクセスコードを取得していない場合でもウェイティングリストに登録することで参加することができるようだ。ベータ版への参加は、まず米国と欧州の一部の国のユーザーが対象となる。今年中に、ナイキは可能な限り他の国のファンをコミュニティに招く予定であるという。

2023年にはスウッシュのコミュニティによって制作された初のNFTデジタルコレクションを発売する予定だ。発表に合わせて、コミュニティチャレンジを実施する。当選したメンバーはナイキとリリース予定のNFTプロダクトを共同制作する機会が得られるという。この取り組みを通じて、ロイヤリティも得ることができると説明している。

ナイキは、「私達は地球上でゴールのない包括的でアクセスしやすいデジタルブランドになることを約束する。みんなで未来の勝利に向かって走っていこう。これは新しいゲームだ。スウッシュで一緒にプレイしよう」と公式ブログで述べた。

ナイキは昨年12月にバーチャルスニーカーを手がける「RTFKT」を買収し、NFT領域へ足を踏み入れている。また、昨年11月には「ナイキランド」と呼ばれるメタバース制作を発表するなど、Web3.0およびデジタル領域での取り組みを加速させている。

画像:Shutterstock

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