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DMM、ブロックチェーンゲームの開発を開始 来夏にもリリースへ

合同会社DMM.comは20日、来夏リリースに向け、ブロックチェーンゲームの開発を開始したと発表した。

Web3.0事業の第1弾として、日本発のブロックチェーンゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」などを手がけるCryptoGames株式会社と協業するという。

開発するゲームでは日本発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」を採用する予定だ。Oasysを利用することにより、高速かつガス代(取引手数料)無料でストレスなくゲームをプレイすることが可能となる見通しだと説明している。

また、トランザクションの手数料と実行待ち時間のハードルをなくすことで、これまでNFT(非代替性トークン)やブロックチェーンゲームに接することのなかったユーザー層にも届けやすくなることを見込んでいるという。開発したゲームは2023年夏頃にリリース予定だとしている。

DMMは独自トークンを軸としたトークン経済圏の構築を目指すため、今年7月にWeb3.0事業への参入を発表していた。さらに、同月12日にはOasysにグループ子会社を通じて出資したことを明かしている。

Oasysは「Blockchain for The Games」をコンセプトとするプロジェクトで、今年2月に設立された海外を拠点とするブロックチェーン領域企業・Oasys PTE.LTD.によって開発されている。独自のOasysアーキテクチャでブロックチェーンゲームのユーザーに対して取引手数料無料化と取引処理の高速化を実現し、快適なゲームプレイ環境を提供する。

初期バリデータはバンダイナムコをはじめとした大手ゲーム会社やWeb3.0企業など21社で構成されており、コンセンサスアルゴリズムは環境面にも配慮したPoS(Proof of Stake)方式を採用している。

CryptoGamesは、ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」をはじめ、全てのNFTで遊べる世界をつくるPlay to Earnゲーム「NFTWars」などを手がけるブロックチェーンゲーム開発・運営企業だ。今年7月には、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」上でリリースされた農業体験GameFi「Astar Farm」において、カルビーとコラボしたことでも話題となった。

CryptoGamesの発表によると、今回のブロックチェーンゲームプロジェクトにおいて、同社はブロックチェーンアーキテクチャの設計および開発実装などの開発支援を担当するという。

また、Oasys上で独自チェーンを開発する予定であると述べている。

画像:CryptoGames

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