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DMMがゲーム特化ブロックチェーンプロジェクト「Oasys」へ出資

DMM.comは12日、国内発のゲーム特化ブロックチェーンプロジェクト・Oasysに出資したことを発表した。なお、出資額は明らかにしていない。

プレスリリースによると、DMMはOasysが保有する以下の知見や思想に共感し、出資を決定したという。

  • 取引速度、ユーザー負担の手数料、セキュリティなど、GameFiの開発/運営に係る課題の解消
  • Web3領域における日本のゲーム・IP特有の事情や課題に精通したプロジェクトチームの存在
  • 日本のIPやWeb3プロジェクトのグローバル展開に貢献する

DMMは今月6日にWeb3.0領域事業への参入を発表した。プロジェクト第一弾として、GameFiの開発に着手し、2023年春にリリースする予定だ。

一方、Oasysはゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトだ。独自に開発されたアーキテクチャ「Oasysアーキテクチャ」により、プレイヤーは高速かつガス代(取引手数料)無料でストレスなくゲームをプレイすることが可能になるという。

同アーキテクチャは、イーサリアムバーチャルマシーン(EVM)との互換性を持ち、レイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自のもので、PoS(Proof of Stake)をコンセンサスアルゴリズムに採用している。

トランザクション手数料とトランザクションの実行待ち時間のハードルをなくすことで、これまでNFT(非代替性トークン)やブロックチェーンに触れてこなかったIP(知的財産)ファンにもコンテンツを届けやすくなる。またゲーム開発面では、ブロックチェーンを活用したゲーム内決済や、NFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、他ゲームとの連携が容易になる。

Oasysの初期バリデーターとして、バンダイナムコ研究所やセガ、bitFlyer Blockchainらが参加の意思を示している。

なお、Oasysは米VCのRepublic Capitalをリードにグローバルの複数投資家から約25億円の資金調達を完了したことを今月6日に発表している。調達した資金はゲーム事業者や暗号資産取引所、エコシステム系企業などとのパートナーシップ強化や組織体制の増強に活用するという。

画像:DMM.com

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