2022.07.13
DMM.comは12日、国内発のゲーム特化ブロックチェーンプロジェクト・Oasysに出資したことを発表した。なお、出資額は明らかにしていない。
プレスリリースによると、DMMはOasysが保有する以下の知見や思想に共感し、出資を決定したという。
DMMは今月6日にWeb3.0領域事業への参入を発表した。プロジェクト第一弾として、GameFiの開発に着手し、2023年春にリリースする予定だ。
一方、Oasysはゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトだ。独自に開発されたアーキテクチャ「Oasysアーキテクチャ」により、プレイヤーは高速かつガス代(取引手数料)無料でストレスなくゲームをプレイすることが可能になるという。
同アーキテクチャは、イーサリアムバーチャルマシーン(EVM)との互換性を持ち、レイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自のもので、PoS(Proof of Stake)をコンセンサスアルゴリズムに採用している。
トランザクション手数料とトランザクションの実行待ち時間のハードルをなくすことで、これまでNFT(非代替性トークン)やブロックチェーンに触れてこなかったIP(知的財産)ファンにもコンテンツを届けやすくなる。またゲーム開発面では、ブロックチェーンを活用したゲーム内決済や、NFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、他ゲームとの連携が容易になる。
Oasysの初期バリデーターとして、バンダイナムコ研究所やセガ、bitFlyer Blockchainらが参加の意思を示している。
なお、Oasysは米VCのRepublic Capitalをリードにグローバルの複数投資家から約25億円の資金調達を完了したことを今月6日に発表している。調達した資金はゲーム事業者や暗号資産取引所、エコシステム系企業などとのパートナーシップ強化や組織体制の増強に活用するという。
画像:DMM.com