月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 日本発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」、25億円の資金調達完了

日本発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」、25億円の資金調達完了

日本発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」は6日、約25億円の資金調達を完了したと発表した。

この資金調達は、米ベンチャーキャピタルのRepublic Capitalをリード投資家とし、Crypto.comやHuobi、Gate.io、KuCoinといった海外暗号資産(仮想通貨)取引所などが参加した。調達資金はゲーム事業者や暗号資産取引所、エコシステム系企業などとのパートナーシップ強化や、組織体制の増強に活用するとしている。

Oasysはより快適なブロックチェーンゲームのユーザー体験を提供すことを目指し、今年2月に発足した日本発のブロックチェーンプロジェクト。初期バリデータには、バンダイナムコ研究所やセガ、Ubisoft、Netmarbleといった国内外大手ゲーム会社が参加する。また5日には、bitFlyer Blockchainも初期バリデータとして参加することを表明した。

Oasysは現在のブロックチェーンゲームについて、取引速度やユーザー負担の手数料、セキュリティなど、事業者とユーザー双方にとって参入の障壁となる課題を抱えていると指摘する。アジアを中心に市場が拡大する中で、日本でもブロックチェーンゲームを一層盛り上げ、世界に誇る日本IPを活用した取り組みをグローバルで展開していくためには、これらの課題を解決する必要があると強調する。

Oasysの開発主体は「My Crypto Heroes」「Brave Frontier Heroes」といった人気ブロックチェーンゲームを手がけるdouble jump.tokyoで、現状の課題解決にフォーカスした独自のブロックチェーン構造を持っているという。これにより、ゲーム会社やIPホルダーなどが安心して事業に参入できる基盤や、ユーザーにとってより快適なゲームプレイ体験を提供することが可能だと説明する。

Oasysはプレスリリースで、「世界的にも例がないブロックチェーンゲーム特化型かつ日本発プロジェクトとして、国内外の大手ゲーム会社とのコネクション、日本ゲーム・IPへの深い理解、Web3事業における日本特有の課題への知見、Web3事業のグローバル展開に強みを持つ精鋭のメンバー構成といった強みを活かし、日本ゲーム・IPを活用したブロックチェーンプロジェクトの推進を目指します」と意気込みを語った。

画像:Oasys

関連記事

double jump.tokyoとgumiが学生起業支援「Web3 Startups」創設

サミー、KADOKAWAら4社共同でNFTサービス開発・運営会社を設立

double jump.tokyo、約30億円の資金調達を実施と発表 IP活用のゲーム開発に注力