月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • Huobi Global、香港のファンドが買収と発表

Huobi Global、香港のファンドが買収と発表

大手暗号資産(仮想通貨)取引所フォビ・グローバル(Huobi Global)は8日、香港系ファンドAbout Capital Management(HK) Co., Limited(百域资本、以下About Capita)が同取引所を買収することで合意したと発表した。

この買収はフォビの創業者であるレオン・リー(Leon Li)氏が保有するフォビ・グローバルの過半数株式がAbout Capitalに売却されたことで行われた。なお、買収額は明らかになっていない。

今後、About Capitalがフォビ・グローバルの過半数の株式を持ち、経営権を持つという。所有権の移転による取引業務に影響はないと説明している。

創業者のリー氏は数ヵ月前から同取引所の売却先を探していたとされている。希望額は10億(約1,460億円)~30億ドル(約4,370億円)と報じられていた。

中国メディアによると、リー氏は8日、SNSに「筆頭株主だった私はもはやフォビ・グローバルの株主ではなく、フォビのいかなる権利も直接的、間接的にも持っていない」と投稿していたようだ。

新体制のフォビについてAbout Capitalは、業界有数の人物が率いる戦略諮問委員会、リスク引当金の投入、競争力を強化する手段を通じて、新国際ブランドとしての発展と事業拡大に邁進していくと述べている。

今回の買収で、フォビは海外の投資家にさらなる取引、投資サービスを提供することができるようになると続けている。

この発表を受け、フォビの独自トークンであるHTは大幅上昇。記事執筆時点で前週比約30%上昇している。

About Capitalは、2013年にChen Yihua氏によって設立されたファンド会社だ。Yihua氏はオーストラリア経営大学院でMBAを所得した後、2004年から2013年まで、プライベート・エクイティ企業Jinglin Assetの共同設立者でもあった。

フォビ買収に関してYihua氏は「フォビはまだ初期段階にある。長期的に大きな成長が見込まれる」と語ったという。

画像:Shutterstock

関連記事

ACAグループ、bitFlyerの買収から撤退 合意撤回株主現れ断念と報道

Crypto.com、決済および暗号資産関連企業を買収して韓国進出へ

Huobi Japan、IEOによる資金調達事業の準備を開始