2022.08.10
暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comは8日、韓国の決済サービスプロバイダー・PnLinkと暗号資産サービスプロバイダー・OK-BITの2社買収し、本格的に韓国市場に参入することを発表した。
Crypto.comはこの2社を通じて金融決済と暗号資産に関するライセンスを取得したこととなり、韓国で事実上自社サービスを展開することが可能となった。
Crypto.comの共同創設者兼CEOであるクリス・マルザレク(Kris Marszalek)氏は、「韓国は世界でも暗号資産に強い興味を持っている国民が多い国の一つであり、Crypto .comにとっても重要な一歩となります。韓国のユーザーにしっかりとサービスを提供するため、規制当局とも協力していくつもりです」とコメントしている。
また、Crypto.comの韓国におけるゼネラルマネージャー、パトリック・ユン(Patrick Yoon)氏は、「私たちのサービスは韓国での商取引を進化させる力を有しているだけでなく、Web3.0エコシステムの大きな創造と発展をサポートできると信じている」とコメント。その上で、「韓国はCrypto.comにとってブロックチェーン技術を発展させる上で非常に重要な市場だ」と語った。
Crypto.comは2016年に設立し、5,000万人以上に対してサービスを提供している暗号資産プラットフォームだ。同取引所はすでにドバイやシンガポールにおいてもライセンスを取得しており、先月にはキプロスやイタリアでも暗号資産サービスプロパイダーとして承認されている。
世界進出を見据えプロモーションにも力を入れており、今年3月には2022年のFIFAワールドカップの公式スポンサーに就任したことを発表している。
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