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ディーカレットが「Amber Japan」に社名変更 新たに「WhaleFin」の提供開始

国内暗号資産交換業者の株式会社ディーカレットは22日、社名を「Amber Japan株式会社」に変更し、アンバー・グループ(Amber Group)が提供するデジタル資産プラットフォーム「WhaleFin(ホエールフィン)」のサービス提供を開始したと発表した。

これまで運営してきた暗号資産(仮想通貨)取引所ディーカレットのサービスは今後、WhaleFinで継続して行うこととなる。

ディーカレットは今年2月、アンバー・グループの日本法人WhaleFin Japan株式会社に株式を譲渡している。その後、アンバー・グループの日本におけるサービス展開の準備を進めてきた。

そして今回、WhaleFinのローンチに合わせ、アンバー・グループの名前を冠した社名「Amber Japan株式会社」に変更したという。

アンバー・グループは投資銀行出身者などが中心となり2017年に設立された。現在はアジア、欧州、米国など世界に拠点を構え、650人以上の技術者、クオンツ・リサーチャー、トレーダー、エンジニアを抱え、投資、融資、取引、送金に至るまで、デジタルアセットに関する広範なサービスを提供している。

デジタル資産プラットフォーム・WhaleFinで多くの個人投資家にサービスを提供しており、累積取引量は1兆ドルを超える。運用資産額は50億ドル超だ。

WhaleFinは個人向けデジタル資産のオールインワンプラットフォームだ。アンバー・グループが機関投資家とリテール市場の双方にサービスを提供してきた深い専門知識に基づき構築されており、投資経験の有無にかかわらず「デジタル資産のゲートウェイ」として利用することができる。

今後はアンバー・グループにおける高い流動性や運用能力を活かしたレンディングサービスの提供、アトレティコ・マドリードなど、世界的に著名なフットボールクラブとのパートナーシップを通じたNFT(非代替性トークン)事業の国内での展開も予定しているという。

アンバー・グループのCEOであるMichael Wu氏は、「アンバー・グループがグローバルに事業を展開する中で、世界の主要な暗号資産市場である日本市場に進出できることを大変嬉しく思います」とコメント。

さらに、「暗号資産を通じてユーザーのデジタル資産を増やす革新的な方法だけでなく、誰もがアクセスでき楽しめるWeb3サービスの開発を目標としています。また、既存の枠組みを超えたエコシステムを構築し、新たな暗号資産サービスや市場におけるNFTの有用性を追求していく予定です」と述べた。

また、Amber Japan株式会社の代表取締役である李依錦氏は、「今回のサービス開始により、アンバー・グループが誇る流動性やセキュリティのもと、日本の皆様により素晴らしいサービスを提供できることを非常に楽しみにしております」と語った。

なお、現時点でWhaleFinはWeb版でのみ利用可能となっている。スマートフォンアプリの再開時期については確定次第、改めて告知するという。

画像:Amber Japan

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