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暗号資産取引所ディーカレット、全株式を譲渡しアンバーグループ傘下に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ディーカレットを運営する株式会社ディーカレットは1日、同日よりグローバルに拠点を展開する暗号資産金融サービス事業者であるアンバーグループ(Amber Group)の日本法人・WhaleFin Holdings Japanに全株式が譲渡されたことを発表した。

同社は2019年3月に暗号資産交換業の登録を完了して以来、「暗号資産事業」と「デジタル通貨事業」を展開してきた。

マーケットの変化や各種規制に適切に対応すべく、それぞれに適切な経営資源を集中させるため、昨年12月には持株会社であるディーカレットホールディングスを設立。デジタル通貨事業については子会社であるディーカレットDCPが承継し、暗号資産事業を運営する会社となったディーカレットの全株式を今回、ディーカレットホールディングスからWhaleFin Japanに譲渡する運びとなった。

なお、暗号資産取引サービスは、今後も継続して利用できるという。

ディーカレットホールディングスの時田一広・代表取締役社長は「今般、アンバー・グループという、急成長のグローバル暗号資産企業にディーカレットの取り組みを引き継いでいただけることを大変喜ばしく思います。日本市場での成功とアンバー・グループの益々のご発展を心からお祈りします」とコメント。

アンバーグループは投資銀行出身者等にて2017年設立された暗号資産企業。世界中に拠点を構え、650人以上の技術者、クオンツ・リサーチャー、トレーダー、エンジニアからなるグローバルチームを形成している。

投資、融資、取引、送金に至るまで、デジタルアセットに関する広範なサービスを提供。24時間365日対応のトレーディングデスクで、世界中の1,000を超える機関投資家にサービスを提供している。

主力商品であるデジタルアセットプラットフォーム「WhaleFin」では、多くの個人投資家にサービスを提供し、累積取引額は1兆ドル(約114兆円)超、運用資産額は50億ドル(5,740億円)を超える。

今後は、国内規制に準拠した暗号資産交換業の運営と並行し、機関投資家向けの暗号資産担保ローンやアルゴ取引、一般投資家向けには国内新規暗号資産のリスティングや暗号資産レンディングサービスの提供など、新たなサービス展開も検討しているという。

画像:Shutterstock