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コインベース、デリバティブ取引所買収 先物取引進出へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)は13日、デリバティブ取引所FairXの買収を最終決定した。ビットコイン(BTC)など暗号資産の先物、オプション取引市場へと進出する。買収額は明らかにはなっていない。

FairXは米国商品先物委員会(CFTC)に監督される取引所であり2020年11月に「指定契約市場」のライセンスを取得している。この買収によって、コインベースはFairXの商品開発、市場構造、コンプライアンスに関する世界トップクラスのチームを迎え入れることになる。

コインベースはデリバティブ市場について、「暗号資産市場が今後も成熟し、世界中の投資家が暗号資産市場で取引を始めるにつれ、深く流動的なデリバティブ市場は伝統的な資本市場が機能する上で不可欠だ。長期的なデリバティブ市場での成功は暗号資産市場の成熟化につながる」とし、今回の買収について、「(買収した)FairXのプラットフォームを活用してコインベースの顧客にデリバティブ取引を行う機会を提供する計画を立てている」と述べた。

FairXは前述の通り、CFTC監督下にある。CFTCは商品のほか、あらゆるデリバティブ市場を監督している。デリバティブとは、資産をベースにした取引契約を指す。ある価格になったらその資産(または現金同等物)を売買することができる。デリバティブは投資のヘッジとして、また、将来の価格に投資する場合にも有効である。

コインベースは、「デリバティブ市場の商品は効果的なリスク管理、複雑な取引戦略、既存のスポット市場以外の暗号資産取引を求める投資家から高い需要がある。透明性の高いデリバティブ市場の発展はあらゆる投資家にとって重要なステップであり、暗号資産市場を体験したことのない投資家に対して参加を呼びかける重要なものとなる」と、同社の数百万人の顧客に対してデリバティブ市場をより身近なものにする意向を示した。

暗号資産取引所によるデリバティブ取引所の買収は過去にもあった。去年8月、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman Fried)率いる暗号資産取引所FTXが、CFTC監督下にあるLedgerXの買収を進めていた。先月はシンガポールを拠点とするCrypto.comがNorth American Derivatives Exchangeの買収を明らかにし、デリバティブ市場への参入を果たした。

画像:Shutterstock

                                   
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