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楽天の「Rakuten NFT」、今秋からイーサリアムによる決済対応を開始

楽天グループ株式会社は14日、運営するNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」において、暗号資産(仮想通貨)による決済対応を今秋より開始することを発表した。

具体的には、暗号資産ウォレット「MetaMask(メタマスク)」を通じたイーサリアム(ETH)による決済対応を開始する。なお、対応するのはIP(知的財産)ホルダーがコンテンツを発行および販売する1次販売においてのみであるという。

楽天は、今回の暗号資産による決済方法の導入はグループにおいて初めてのことだと説明している。

今後は個人間で売買する2次流通以降についてもイーサリアム(ETH)による決済や売上代金の受領を検討していくという。また、その他の暗号資産での決済方法についても導入を検討していくと述べた。

今年2月にローンチされた「Rakuten NFT」は、スポーツや音楽、アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTをユーザーが購入でき、個人間で売買することができるマーケットプレイスだ。さらに、IPホルダーがワンストップでNFTの発行および販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービスとなっている。

「Rakuten NFT」はこれまで、暗号資産投資やテクノロジーに関心がなくても、簡単に安心して楽しめるサービス提供をするため、楽天IDを使用した日本円、クレジットカード、楽天ポイントによる決済方法で、「NFT市場の民主化」を目指してきた。

今回は「Rakuten NFT」を通じ、ブロックチェーンを利用したサービスへの関心が高まったユーザーをはじめとして、暗号資産に親しみのあるユーザーに向け、決済方法を多様化することにより、さらに多くの人に利用しやすいサービスの構築を行うという。

「Rakuten NFT」は今まで、アニメ「ULTRAMAN(ウルトラマン)」のCGアセットを使用したNFTや、競馬がテーマの「黒鉄ヒロシGⅠ激闘史2010シリーズ」NFT、アニメ「TIGER&BUNNY2」のキャラクターNFT、大島司氏のマンガ「シュート!」などのNFTコレクションの販売を開始している。

今回の発表によると、2023年以降は国内外のIPホルダーが保有するNFTのグローバルマーケットへの展開も進めていく方針だという。

画像:Shutterstock

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