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楽天、「楽天ポイント」でビットコインの取引体験ができる新サービスを開始

楽天は18日、同社が運営するポイントプログラム「楽天ポイント」を利用し、同日よりビットコインの取引体験ができる「ポイントビットコインby楽天PointClub」の提供を開始することを発表した。

このサービスではビットコインの価格に変動し、設定した楽天ポイントが増減するというもの。楽天IDを保有し、楽天ポイントを持っている楽天会員は誰でも利用することができる。

ユーザーは、「楽天PointClubアプリ」または「楽天PointClub(WEB版)」から専用ページ「ポイントビットコインby楽天PointClub」へアクセスし、運用するポイント数を設定するだけで、同サービスの利用を開始することができる。楽天ポイント100ポイントから取引可能で、1ポイント単位で引き出しすることが可能だ。

楽天ポイントは自社ショッピングサイト「楽天市場」をはじめとした楽天グループの各種オンラインサービスに加え、コンビニやドラッグストア、飲食店などの加盟店で利用することができる。

楽天は2018年10月から「ポイント運用 by 楽天PointClub」のサービス提供をスタート。同サービスは証券口座がない人でも指定の投資信託の基準価格に連動し、楽天ポイントを運用できるサービスである。

昨年11月にはサービス利用者が300万人を超えている。また、同年9月には楽天ポイントの累計発行数が2兆ポイントを突破した。

楽天は先月にも傘下の楽天ペイメントと暗号資産(仮想通貨)交換業者の楽天ウォレッを通じて、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」に暗号資産をチャージする機能の開始を発表している。

暗号資産を楽天キャッシュにチャージすることで、楽天ペイや楽天ポイントカードの加盟店での買い物で利用可能となる。現時点での対象銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)の3銘柄だ。

今回提供を開始する「ポイントビットコインby楽天PointClub」は、ポイント活用の選択肢をさらに広げ、投資経験やビットコイン取引などの経験がない初心者でも資産運用を肌で感じることができる取り組みとなるだろう。

加えて、「楽天経済圏」に暗号資産を組み入れようという積極的な姿勢もうかがえる。

画像:Shutterstock