月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 「北斗の拳」がThe Sandboxに進出 NFTの制作・販売も計画

「北斗の拳」がThe Sandboxに進出 NFTの制作・販売も計画

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は19日、株式会社コアミックスおよび株式会社Mintoと協業し、「北斗の拳」の世界を再現したLANDをブロックチェーンベースのゲーミングメタバース「ザ・サンドボックス」内で展開すると発表した。

LANDとはザ・サンドボックスの仮想空間上の土地。今回展開されるLANDは「世紀末LAND」と称される。

世紀末LANDは、北斗の拳として世界初のメタバース向け展開となる。ザ・サンドボックスの中でも圧倒的なディストピアを体験できる空間を目指し、世界中のプレイヤーに北斗の拳の世紀末的な世界観を感じさせるアトラクションやイベントを準備する予定であるという。また、より没入体験ができる世紀末LANDで使用可能なNFT(非代替性トークン)の制作・販売の実施も計画している。

北斗の拳を手がける漫画家の原哲夫氏は発表で「漫画“北斗の拳”の世界が時代を経て、新たにゲーミングメタバースという領域で生命を吹き込まれることを期待してます。ドットになってちょっと不思議な気持ちもありますが、ケンシロウ達北斗キャラが誕生して暴れ奔放に活躍してくれることを心から楽しみにしています」と述べた。

また、ザ・サンドボックスの共同創業者兼COOであるセバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget)氏は「私の母国フランスでは北斗の拳は大変人気です。グローバルで愛されるコンテンツをザ・サンドボックスに迎え入れることができ、嬉しく思います。北斗の拳の唯一無二の世界観を我々のメタバースで表現し、ファンだけでなく、より多くのユーザーに楽しんでもらえるようになることに期待しています」とコメントした。

北斗の拳は週刊少年ジャンプにて1983年~1988年まで連載された人気漫画で、コアミックスが版権を所有している。暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが愛と哀しみを背負い、救世主として成長していく姿が描かれた作品で、日本のみならず海外でも多くのファンから支持されている名作だ。2019年には全世界累計発行部数は1億部を突破した。

コアミックスは週刊少年ジャンプの元編集長・堀江信彦氏が、漫画家の原哲夫氏や「キャッツ・アイ」を手がけた北条司氏らと共に設立した企業。また、Mintoはアニメ・漫画を活用したSNSマーケティングを手がける株式会社wwwaapと、キャラクタースタンプやNFT、メタバースでIP(知的財産)プロデュースを行う株式会社クオンが経営統合し、2022年1月に設立された。

画像:Minto

関連記事

アニモカが20億ドル規模のメタバースファンド設立を計画

コインチェック、国内初となるザ・サンドボックスの「SAND」の取扱いを開始

米コインベース、NFTマーケットプレイスのローンチを発表