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アニモカが20億ドル規模のメタバースファンド設立を計画

香港を拠点にブロックチェーンゲーム開発等を行うアニモカ・ブランズ(Animoca Brands KK)が、メタバース領域に特化した20億ドル(約2,680億円)規模のファンド「アニモカ・キャピタル(Animoca Capital)」を設立する計画が明らかになった。先月30日、Nikkei Asiaが報じた

アニモカの共同創設者兼代表取締役会長であるヤット・シウ(Yat Siu)氏はNikkei Asiaのインタビューで、「ファンドの規模は10億ドル(約1,340億円)から20億ドル。最初の投資は来年に予定している」と述べたという。

シウ氏によると、同ファンドにおいて資金調達はまだ行われていない。なお、資金管理はシウ氏とパートナーのファンドマネージャーが行うとしている。

2014年に設立されたアニモカは、これまでにNFTマーケットプレイスのOpenSeaやDapper Labs、ザ・サンドボックス(The Sandbox)など、名だたる企業・プロジェクトに対し投資を行ってきた。

また、アニモカはシンガポール政府系ファンドのテマセク(Temasek)や米国のGGV Capital、韓国のMirae Asset Managementなどが主導する形で資金調達を実施。この資金調達ラウンドを受け、評価額は50億ドル(約6,900億円)以上となっている。

シウ氏はアニモカ・キャピタルの投資対象として、「NFTメタバース」および「オープンメタバース」のビジネスについて言及。その上で、「デジタル財産権にフォーカスしていく」と述べた。また、投資対象の地理的な制限を設けてないようだ。

投資の目的は「収益を追求することではなく、Web3.0エコシステムを発展させ、活況な市場を作り出すこと」だという。

シウ氏は、業界が成熟しつつある現在の状況を踏まえ、資本効率を高めるための別の投資手段の必要性を感じているとの認識を示した。アニモカの投資家の一部には、これまで同社が出資する企業のエクスポージャーを求める声もあったというが、現在はより直接的にWeb3.0企業への投資を望む要望が増しているという。

シウ氏は、「このファンドにより投資家はWeb3.0企業にアクセスする機会が増える。投資家はミッドステージからレイターステージの企業への参加を望んでいる」と述べた。

また、最近の暗号資産業界の動向に関連して、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が設立した業界回復基金「Industry Recovery Initiative(IRI)」に対し、1000万ドル(約13億4,000万円)を寄付することを明かした。シウ氏は「暗号資産業界はいずれ回復するだろう」と述べ、「このセクターの基本的な有用性が弱まっていない」との認識を示した。

画像:Shutterstock

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