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米BNYメロンが暗号資産カストディサービスの提供を開始

世界最大級の投資・資産運用および投資サービスを提供しているバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)は11日、暗号資産(仮想通貨)カストディサービスを開始したと発表した。

これにより、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の保有および送金が可能になったという。

BNYメロンは発表で、「従来の金融資産と暗号資産の両方のサービスを提供できるプロバイダーを求めていた顧客の要望に応えることができる体制を強化することが可能になった」と述べた。

BNYメロンは米国最古の歴史を持ち、238年に渡って運営されてきた。昨年にはデジタル・アセット部門を設置。今後、デジタル・アセット技術に関するソリューションを開発し、暗号資産と従来の金融資産の橋渡しをする業界初のマルチ・アセット・プラットフォームを立ち上げる予定だとしている。

BNYメロンの最高経営責任者兼社長のロビン・ヴィンス(Robin Vince)氏は「BNYメロンは世界の全投資資産の20%以上を保持している。それはブロックチェーンと暗号資産を通じて金融市場の再構築ができる規模だ。私達はイノベーションの次の段階に入るにあたり、金融業界の推進を支援することについて感慨深く思う」と発表で述べた。

BNYメロンは最新の調査で、「伝統的資産とデジタル資産の両方に対応するために構築された弾力性と拡張性のある金融インフラに対する機関投資家の需要がすでに大きくなっている」と指摘している。

この調査によれば、91%もの機関投資家が暗号資産商品への投資に関心を持っているという。また、機関投資家の41%が現在、暗号資産をポートフォリオに保有しており、さらに15%が今後2~5年以内に暗号資産をポートフォリオに保有する予定であるとしている。

BNYメロンの証券サービス・デジタル部門のローマン・レゲルマン(Roman Regelman)CEOは「デジタル・アセット・カストディによって、我々は進化するデジタル資産分野への信頼と革新の旅を続けるとともに、最先端の技術を取り入れ、フィンテックと協働していく」と述べた。

画像:Shutterstock

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