月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • 米コインベース、ドキュメンタリー映画を発表 7日に公開へ

米コインベース、ドキュメンタリー映画を発表 7日に公開へ

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)のブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは5日、ドキュメンタリー映画を今月7日に公開することを発表した。過去3年間に渡り、カナダの映画監督グレッグ・コース(Greg Kohs)と制作してきたという。

暗号資産取引所の運営については、一般的にほとんど知られておらず、秘密のベールに包まれているというのが現状だ。コインベースはその状況を打破し、ドキュメンタリー映画という形で公開することとなる。

アームストロングCEOはドキュメンタリーについて、「グレッグ・コーズ(Greg Kohs)監督と彼の制作チームに、非公開の社内での撮影を許可してきた。当社の良いこと悪いこと、そして酷いこと、全てを彼らは撮影した。テクノロジースタートアップ企業の浮き沈みを全て映している」とツイート。また、映画の制作に至った経緯については、「テクノロジー領域のスタートアップを創設することをわかりやすく説明したかったことと、より多くの人に起業を奨励したかった。また、暗号資産についてもわかりやすく説明したいと思った」と述べている。

さらに、「私の信念は、テクノロジーは世界の問題を解決し、人間の状態を改善する最良手段であるということだ。多くの人々にテクノロジー領域で起業することを奨励したい。だから今回私はカーテンを開き、それが実際にはどういうものなのか公開することにした」と続けた。

コインベースが上場企業にまで成長していく道のりを描いたこのドキュメンタリーのタイトルは「Coin: A Founder’s Story(コイン:創業者の物語)」で、すでにYouTubeにおいて予告動画が公開されている。

この予告動画ではアームストロング氏のほか、マイクロストラテジー(MicroStrategy)会長のマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏やイーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buteri)氏など、暗号資産領域の著名人が多数出演している。

アームストロング氏は、コーズ監督が制作した『AlpaGo』という映画を観て感銘を受けたという。同映画は、コンピュータ・プログラムが囲碁をマスターし、世界チャンピオンに勝つまでを追ったドキュメンタリー映画だ。映画を観た後、グレッグ監督に連絡を取ったという。

アームストロング氏は、「一般の人だけではなく、政策立案者などにも観てもらいたい」と述べた。

このドキュメンタリー映画はアマゾン・プライム、iTunes、YouTubeにて公開される予定だ。

画像:Shutterstock

関連記事

米コインベース、暗号資産企業として初めてフォーチュン500に選出

東映、9歳の日本人NFTアーティストによる作品をアニメ化するプロジェクト始動

米映画大手AMC、暗号資産でのオンライン決済対応を発表