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日本文化に特化したORADA、世界初となる「講談」のNFT化を発表

日本文化に特化したNFT(非代替性トークン)の開発等を手がけるORADAは27日、日本の伝統芸能である「講談」のNFTを販売すると発表した。

ORADAによれば、講談のNFT化および販売は世界初だという。

発表によると、新進気鋭の講談師・旭堂小南陵(きょくどう こなんりょう)氏と旭堂南龍(きょくどう なんりゅう)氏によるプレミアム公演を今回NFT化する。NFTの購入者はパソコンやスマートフォン上で動画や音声を視聴することが可能だ。

旭堂小南陵氏は2016年11月に五代目 旭堂小南陵を襲名し、これまでに第70回文化庁芸術祭新人賞、八尾市文化新人賞、大阪文化祭奨励賞を受賞するなど、各種メディア等で精力的に活動する上方講談師。また、旭堂南龍氏は2018年に南龍を襲名し、八尾市文化新人賞、第76回文化庁芸術祭新人賞等を受賞している上方講談師だ。

旭堂小南陵氏の作品は、2016年に「五代目 旭堂小南陵」の名跡を襲名する前に開催され、2015年度の文化庁芸術祭新人賞を受賞した公演動画をNFT化した。作品名は「旭堂小二三(現・五代目 旭堂小南陵)独演会2015」で、これまで一切公表されていない貴重な映像だという。

mp4形式のデータで、価格は税込み20万円だ。販売個数は五代目にちなみ、5個限定となっている。

また旭堂南龍氏の作品は、令和3年度第76回文化庁芸術祭賞 大衆芸能部門において、新人賞を受賞した作品をNFT化した。男女の「情」を丁寧に表現した「光秀の祝言 しゅうげん 」、四代目旭堂南陵との思い出とともに披露した「おぼろの便り」、八代目一龍斎貞山にもらった「徳利の別れ」を収録した音声データとなっている。

これらの3作品は全てwav形式で、価格は税込み6万5,000円。販売個数は全て4個限定となっている。

さらに今回、世界初「講談×NFT」の発売を記念し、 旭堂小南陵氏と旭堂南龍氏のツーショット写真を撮影。NFTの購入者および保有者だけが閲覧・ダウンロードすることができるサイン付きツーショットとして提供するという。

なお、旭堂小南陵氏および旭堂南龍氏の作品はいずれも8月1日19時より発売される予定だ。

ORADAは先月もPSDファイル形式の「東海道五十三次」の浮世絵NFTを販売している。このNFTでは、購入者が自らの手で配色や加工を行える点が特徴となっており、自分だけの作品を作成することが可能となっている。

画像:ORADA

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