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日本文化に特化したNFTマーケットプレイス「ORADA」のβ版がローンチ

NFT(非代替性トークン)の開発等を手がける株式会社ORADAは29日、日本文化に特化したNFTマーケットプレイス「ORADA」のβ版をローンチし、グローバルサービスを開始すると発表した。

β版サービス開始時点で、書道・工芸・龍体文字・浮世絵などに携わる4名の作家による作品が出品・販売される。具体的には、書道家の内山青崚氏、工芸家のNOJI氏、位牌作家の三田一之氏、浮世絵作家の小笠原玄氏らの作品が登場する。

今後は落語家・講談師の作品の出品も予定されているほか、近日中に正式版の提供も予定しているという。

ORADA社は今後の展望について、「NFTマーケットプレイス『ORADA』の機能拡充を進めており、『現物作品の販売機能』や『ステーブルコイン(JPYX)での決済機能』のほか、『購入したNFT作品の高品質印刷・配送サービス』など、提携先企業などと連携した取組みを検討しています」と述べている。

また、様々な地域で長く愛され必要とされてきた日本文化を、世界各地のユーザーが、見て、聞いて、触れて、体験できるテクノロジー、仕組み、環境を提供できるようサービス拡充を進めていくと抱負を語った。

ORADAは、“価値のある文化”がデジタルの世界で発展するための流通・評価のインフラとなるNFTマーケットプレイスを目指し立ち上げられた。日本固有の文化・芸術・工芸品などの価値を正しく評価し、文化を生み出すことや表現することを生業とする人々に、正当な対価が支払われる世の中を作るために活動する。

今年1月にグルーバルサービスの開始を発表し、その際にはブロックチェーンを活用したアート作品の流通インフラ構築等を行うスタートバーン株式会社のブロックチェーンインフラ「Startrail」を活用したNFT発行機能を有する点を特徴の1つとして挙げていた。

ORADAでは、作家一人一人と向き合いながら、特別な作家ページをオーダーメードで構築するという。NFT作品の購入だけではなく、その作品の価値を裏付ける作家情報や技法などを閲覧することが可能とのことだ。

会員登録することなく、NFT作品や作家の情報を取得できるため、気軽に日本文化の奥深さや楽しさを感じることができるという。

また、利用者の利便性を追求し、Googleアカウントやメールアドレスを使うだけのスムーズなログイン体験が可能と説明する。クレジットカードやPayPalなど複数の決済手段があり、日本円や米ドルなど複数の法定通貨、英語等の言語対応も行うなど、利便性の高い仕組みを構築している。

画像:ORADA