2022.07.12
NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス・Cross Towerが11日、リップル社と提携したことを発表した。
この提携により、XRP台帳(XRP Ledger:XRPL)で作成したNFTをCross Towerのプラットフォームで取り扱いが可能となる。
プレスリリースによると、「XRPL上で作られたNFTプロジェクトを迅速に発表することができ、これまで数ヵ月かかっていたプロジェクトの市場投入にかかる時間を短縮することが可能となる」という。
また、「Cross TowerのNFTマーケットプレイスは、プロジェクトをアイデアからNFT化まで導く総合的なサービスを求める開発者やクリエイターのために構築されている」と述べた。さらに、ユーザーはクレジットカードによるNFT取引や、XRP台帳上の統合ウォレットを通じたNFTの受取などが可能となり、利便性が向上されるという。加えて、クリエイターやブランドとつながる魅力的なユーザーエクスペリエンスが用意されていると説明する。
Cross TowerのCEOであるKapil Rathi氏は、「リップル社と提携し、当社のWeb3.0プラットフォームをXRPL上に構築できることを嬉しく思う。インドのブロックチェーン人材の育成にも取り組むCross Towerにとって、とてもエキサイティングなことだ。私たちはグローバル的に成長していきます」と述べた。
Cross Towerは2019年にウォール街出身のKapil Pathiにより設立されたNFTおよび暗号資産(仮想通貨)関連商品を提供する企業だ。同社によれば、米国、バミューダ、インドにオフィスを構え、NFTマーケットプレイスにおける取引高は世界トップ10にランクインするという。
取引、テクノロジー、インフラ、革新的な価格設定、規制、コンプライアンスにおける豊富な経験を活かし、暗号資産とデジタル資産をより身近なものにすることを目標としている。
Cross Towerでは現在、デビット・ボーイワールド(David Bowie Worl)や映画会社Antaraなどのプロジェクトをマーケットプレイスで展開している。数週間以内に世界中の人々を魅力するXRP台帳上のプロジェクトを発表する予定だとしている。
画像:Shutterstock