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ウクライナ政府、寄付されたNFT「CryptoPunks」を10万ドルで売却

ウクライナのAlex Bornyakovデジタル改革省副大臣は21日、高額NFT(非代替性トークン)で知られる「CryptoPunks」の1つを売却したことを発表した。売却されたのは「CryptoPunk #5364」で、ウクライナ政府に対し寄付されたものであった。

Bornyakov副大臣によると、売却したNFTは90ETH(約10万ドル:1,340万円)で売却したという。

CryptoPunk #5364はウクライナ政府が今年に入り立ち上げた寄付サイト「Aid For Ukraine」を通じて寄付されたNFTだ。寄付時の価値は150ETH(当時約3,210万円)ほどとされていたが、イーサリアム価格の下落に伴い、NFTそのものの価値も下落した形となる。

ウクライナではロシアによる侵攻を受け、今年2月から暗号資産(仮想通貨)による寄付を受け付け始めた。すでに180億円以上の暗号資産寄付を受けており、軍備や人道支援に充てられているという。

日本においても、暗号資産取引所bitFlyerが2016年よりサービスを開始している「BITCOIN DONATIONS」を通じて、ウクライナへの寄付プロジェクトを開始しているほか、GMOグループ傘下のGMOアダムスが運営するNFTマーケットプレイス「Adam by GMO」において、「緊急人道支援チャリティNFT」が販売されるなど、様々な取り組みが行われている。

画像:Shutterstock

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