2021.01.05
ビットコインは2020年後半から上昇し、続伸を続けている。
先月17日には2万ドルを突破し、年末に2万5000ドルを突き抜けると、1月2日にはついに3万ドル(約308万円)を突破した。
その後、3日未明には、3万4000ドル(約350万円)も突破したが、4日になると多くの取引所で3万ドルを大きく下回った。
なお、記事執筆時点でビットコイン価格は3万1565ドル(約325万円)まで戻している(CoinMarketCap参照)。
昨年後半から上昇の要因として、国内外のメディアでは新型コロナウイルスの拡大による各国の金融緩和や、資産のリスクヘッジ、決済企業PayPalの暗号資産(仮想通貨)業界への参入などが挙げられてきた。
さらに、米暗号資産取引所Coinbaseを含むいくつかの国内外取引所がリップル社の暗号資産XRPの取引停止を決めたたことで、一部の投資家がXRPを売却し、ビットコインに資金を投入する動きも一連の価格上昇を支えたと見られている。
世界の上場企業の時価総額ランキングと比較すると、ビットコイン時価総額は約60兆円となっており、これは9位のアリババ(中国)と10位のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(米国)の間に位置することになる。
ビットコイン価格が上昇する中で、イーサリアム、ライトコイン価格も急騰した。
イーサリアムは4日、一時前日比約58%も急騰し、2018年2月以来となる1000ドル(約10万2,900円)を突破した。記事執筆時点でも1025ドル(前週比45%増)をキープしている。
またライトコイン価格も4日、前日比約33%と急騰。同日、それまで4位に位置付けていたXRPの時価総額を一時抜いた。
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