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スクエニ、初の新規IPによるNFTプロジェクト「SYMBIOGENESIS」発表

国内大手ゲームメーカーのスクウェア・エニックス(スクエニ)は3日、新規IP(知的財産)によるNFT(非代替性トークン)コレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス(SYMBIOGENESIS)」を発表した。国際会議「India Game Developers Conference」内で開催されたイベント「Web3 Conclava」で明らかにした。

シンビオジェネシスは、NFTコレクティブルアート化された多数のキャラクターが共生する独立した世界の中で、プレイヤー同士の戦略的行動と物語の考察を楽しむ新しいエンタテインメントコンテンツであるという。購入したアートのSNSアイコン(PFP)や専用コミュニティでの交流、NFTコレクティブルアートをキャラクターに見立てて展開するゲーム性の高さを特徴としている。

プレイヤーは荒廃したハイファンタジー世界に降り立ち、「独占と分配」をテーマに設計されたミッションを通じて世界の秘密に迫る謎解きに挑戦していくという。

シンビオジェネシスの公開は2023年春を予定しているとのことだ。3日からTwitterの公式アカウントで全世界のNFTアートコレクターに向けた情報公開を行っている。

対応チェーンはイーサリアム、対応ブラウザはGoogle Chromeを予定している。世界に向けての発信ゆえ、対応言語は英語となる。

スクエニは今年2月、ブロックチェーン・エンタテインメント事業部を新設。5月には中期事業戦略を発表し、ブロックチェーンやNFT関連事業に本格参入する方針を明らかにしていた。

ブロックチェーンゲーム向け法規制の整理やガイドライン策定に取り組むとし、NFT経済圏・体験におけるスケービリティへの挑戦、専用トークンの発行と収益構造・コミュニティ設計等に関する施策を打ち出している。またその際、世界観やストーリー性を重視したクリエイティブとNFTを組み合わせた新規ブランドやIPの開発を行うとしていた。

なお、NFTに関する取り組みでは昨年「資産性ミリオンアーサー」のNFTデジタルシールを発行した。今年7月には人気タイトル「ファイナルファンタジーⅦ」の25周年を記念したコレクターグッズを発売している。

さらに、スクエニは日本発のゲーム特化型ブロックチェーンプロジェクト・Oasysにも初期バリデータとして参加した。Oasysは先月25日にメインネット立ち上げに関する計画を発表し、エコシステム全体の「安定化、統合、強化」を目的として、3段階に分けて2週間毎に実装する方針としている。

画像:スクウェア・エニックス

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