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スクウェア・エニックス、ブロックチェーン領域に本格参入 独自トークンの発行も計画

スクウェア・エニックスが、ブロックチェーン領域を推進させていくことがわかった。13日に行われた決算説明会において明らかにされた。

説明資料によると、「新規領域への挑戦」を掲げ、よりブロックチェーン領域のエンタテイメント事業をより推進させていくという。その中では、NFT(非代替性トークン)やブロックチェーンゲームに関する取り組み、そして独自トークンの発行などについて語られた格好だ。

スクウェア・エニックスは今年2月にブロックチェーン・エンタテインメント事業部を新設し、NFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー1stシーズン」プロジェクトに取り組んだ。そのプロジェクトにおいてNFTビジネスの実績と手応えを得たことで、同シリーズの2ndシーズンの制作を決定したと説明している。

さらに、NFTビジネスにおける「収益構造」、「遊びの幅」、「NFT保有体験」の可能性にチャレンジしていくという。同時に複数のプロジェクトも企画、開発をしているとのことだ。

いずれもスクエニの長年培ってきたゲーム開発、運営のノウハウを活かし、NFTゲームコンテンツを制作していく方針と説明する。具体的な施策としては以下の内容を挙げた。

  • ブロックチェーンゲーム・エンタテインメント開発
  • 海外法人設立
  • 資金調達

また、スクウェア・エニックスはブロックチェーン領域への投資も行っている。現在は、Web3.0領域大手のAnimoca Brandsや、メタバース・「The SANDBOX」の開発を行うTHE SANDBOX、そして日本において通信事業者向けのクラウドゲーム、メディアコンテンツストリーミングソリューションを提供するUbitusなどに投資を行っている状況だ。その他にも、世界ベースで複数案件への投資を検討中という。

Animocaに関しては、2020年3月に2億3,000万円の資金調達ラウンドに参加し、主導した。

THE SANDBOXについてはメタバース上の土地を購入済みで、RPG「ダンジョンシージ」を提供していく。

同ゲームはGas Powered Gamesが手掛けるファンタジー世界を舞台とするRPG。スクウェア・エニックスが権利を買収し、シリーズとしては2011年発売の「ダンジョン シージ3までリリースされている。

今回の発表を受け、いよいよスクウェア・エニックスがブロックチェーン領域に本格参入を決めたことがうかがえる。

画像:Shutterstock