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ビットコイン、1万8000ドル突破 アルトコインではアバランチが20%超の高騰

11日の米株式市場は上昇した。米国の金融引き締めが長期化するという観測が急速に後退しており、株式への資金流入が加速した。

NYダウ平均は前日比268.91ドル(0.80%)高の33,973.01ドル、ナスダックは前日比189.04(1.76%)高の10,931.67、S&P500は前日比50.36(1.28%)高の3,969.61で終えた。

米国株の上昇は暗号資産(仮想通貨)にも好影響をもたらしている。

ビットコイン(BTC)は日本時間12日午前に1万8000ドル(約237万円)を突破し、記事執筆時点で1万8200ドル(約239万円)ほどを推移している。またイーサリアム(ETH)も1300ドル(約17万1,000円)前半から1400ドル(約18万4,000円)を上抜けた。

また、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ・グローバル・マーケット(Abu Dhabi Global Market)により認可および規制されているレイヤー1ブロックチェーンのヴェノム・ファウンデーション(Venom Foundation)と、同国の投資会社アイスバーグ・キャピタル(Iceberg Capital)は11日共同で、Web3.0に特化した10億ドル(約1,317億円)のベンチャー・ファンド「Venom Ventures Fund」を立ち上げたことを発表した。

ファンドのリーダーには、ブラックロック(Black Rock)の元CIOであり、バークレイズ・グローバル・インベスターズ(Barclays Global Investors Limited)の元債権グローバルCIOであるピーター・クネズ(Peter Knez)氏が就いた。

ファンドは特定のブロックチェーンだけでなく、DeFi(分散型金融)や資産管理、GameFiなど広範囲なWeb3.0プロジェクトに投資する。2021年中東で設立されたアイスバーグ・キャピタルが技術・マーケティング支援、上場や規制対策等でアドバイスを行い支援するという。この発表も暗号資産市場では好材料として受け止められた形だ。

さらに、AWS(AmazonWeb Service)がAva Labsと提携し、企業や政府機関などに対するブロックチェーン技術の導入促進に取り組むことを発表した。この発表を受けてアバランチ(AVAX)は高騰し、記事執筆時点で約23%上昇している。

日本時間12日夜には12月の米CPI(消費者物価指数)が発表される。市場予測では前年比プラス6.6%となっており、上昇率の鈍化を示す結果を示せるかが焦点となる。

画像:Shutterstock

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