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米CashApp、ライトニングネットワークを通じてビットコインの受け取りが可能に

米決済企業Blockのプロダクト責任者であるマイケル・リハニ(Michael Rihani)氏は25日、同社が開発・運営する決済アプリ「CashApp」上で、ユーザーがライトニングネットワークを通じてビットコインを受け取り可能になったと発表した。

CashAppのユーザーはすでにライニングネットワークを経由してビットコインを外部へ送金が可能となっていたが、受け取りは不可であった。今回の発表を受け、CashAppユーザーの利便性がより向上したと言える。

ライトニングネットワークは、ビットコインのスケーラビリティ(拡張性)や処理速度、送金に係る手数料などの課題を解決するために考案されたレイヤー2技術。オフチェーンで取引を実行することにより、安価な取引手数料と送金速度の向上を実現する。ユースケースとしては特に少額決済での活用を見込んでおり、ビットコイン決済の普及につながることが期待されている。

今回リハニ氏が発表した機能はニューヨーク州を除いた米国ユーザーが利用可能なようだ。またCashAppによると、送受信の上限金額は1週間あたり999ドル(約14万6,000円)となっている。

ビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)決済に関しては、法定通貨が安定していない国において需要が高まっている。

一方で、暗号資産に関する法規制に関しては整備が進んでいない国・地域もあるため、今後の展開については引き続き注視していく必要がある。

画像:Shutterstock

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