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スイスのマクドナルドでビットコイン等の暗号資産による決済導入

米ドルに裏付けられたステーブルコイン・USDTを発行するテザー(Tether)社とスイス・ルガーノ市による共同イニシアチブ「Plan ₿ Foundation」は4日、暗号資産(仮想通貨)決済を手がけるGoCryptoと提携したことを発表した。

発表によると、この提携を受け、ビットコイン(BTC)やUSDT、スイスフランに裏付けられたステーブルコイン・LVGAによる決済をルガーノ市で正式に導入することになったという。

テザー社とルガーノ市は今年3月、イベント内で同市の様々な決済手段として暗号資産を利用可能にする計画を発表している。その際、ミケーレ・フォレッティ(Michele Foletti)市長は「この動きは事実上、3銘柄を法定通貨として合法化するものだ」と述べていた。

発表によると、4日よりルガーノ市のマクドナルドやアートギャラリーなど複数箇所でGoCryptoを通じた暗号資産決済が利用可能になったようだ。実際にTwitterにはマクドナルドの店舗でビットコインを利用して決済を行う動画がアップされている。

特にビットコイン決済では処理速度の向上を目的にライトニングネットワークが活用されているようだ。

今後、25日間でルガーノ市ではさらに多くの企業や店舗で暗号資産決済を導入する予定としている。また、2023年末までに2,500を超える店舗で暗号資産決済を導入することを目指すという。

テザー社のCTOであるパオロ・アルドイノ(Paolo Ardonio)氏は発表で、「我々はこれまでに技術的なインフラを整備するために協力してきたが、本日、その全ての努力が結実した」と述べた。

Plan ₿ Foundationでは地元大学とも協力し、ビットコインをはじめとした暗号資産やブロックチェーンに関する知識・スキルの底上げを図る専門カリキュラムも立ち上げる。暗号資産・ブロックチェーン人材の創出に向け、全面的にパックアップする形だ。

なお、今月28日から29日にかけて、Plan ₿ Foundationでは「Plan ₿ Forum」を開催する。このイベントでは2,000人以上に暗号資産決済の機会を提供するとしている。

画像:Shutterstock

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