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英国の新首相、暗号資産の活用に前向きなスナク氏が就任へ

20日に就任からわずか45日の時点で辞意表明した英国リズ・トラス(Liz Truss)首相の後任として、元財務大臣のリシ・スナク(Rishi Sunak)氏が就任する運びとなった。

スナク氏は与党・保守党の党首選に出馬表明していたペニー・モーダント(Penelope Mordaunt)下院院内総務が撤退したことで、無投票で選出された。

スナク氏は党首選を前に、「英国は素晴らしい国だが、深刻な経済危機に直面している。だからこそ、私は保守党の党首であり、次期首相になる立場にある。経済を立て直し、党を団結させ、国のために尽くしたい」とツイートしていた。

首相就任後、まずはトラス政権で混乱を招いた経済関連の取り組みに注力し、信頼回復に努めていくものとみられる。

スナク氏は暗号資産(仮想通貨)に対して前向きな立場を示していることでも知られる。ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前首相の下で財務大臣をしていた今年4月には、同氏が中心となり「英国を暗号資産の国際的なハブ」にする計画を発表している。

この構想についてスナク氏は「暗号資産ハブ化計画は企業がこの国で投資、技術革新、事業拡大を行うための一助となるものだ。効果的な規制を行うことで、企業が長期的視点で考え、投資する自信を与えることができるのです」と述べていた。暗号資産関連技術の実験と革新を可能とするために「金融市場インフラのサンドボックス」を導入するとも明かしている。

発表の際、スナク氏は「英国を暗号資産技術の世界的なハブにすることが私の夢だ。新しいビジネスや雇用が英国から生まれることを心から望む」と述べるなど、暗号資産を有効に活用していく姿勢を示している。また、暗号資産業界と密接に協力していくためのチームを構築することや、業界の発展を目的とした税制整備なども掲げている。

スナク氏が新首相に就任することで、これらの暗号資産に関する政策が推進されることに期待が集まる。

暗号資産に関連し、今年4月には英国政府がNFT(非代替性トークン)を発行する計画も明かされたが、トラス政権下までには実現していない。今後、暗号資産やブロックチェーンに対するスナク政権のスタンスを示すものとして、早期実現に向けた動きがとられる可能性がある。

画像:Shutterstock

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