NFTプラットフォーム・ONE OF、アメックス等から10億円超の資金調達を実施

NFT（非代替性トークン）プラットフォーム・ONE OF（ワンオフ）が1日、戦略的資金調達ラウンドで800万ドル（約10億5,000万円）以上を調達したと発表した。

ワンオフはサスティナビリティ（持続可能性）を重視しているNFTプラットフォーム。テゾス（XTZ）やポリゴン（MATIC）といったブロックチェーンを利用して構築し、安価な手数料を実現している。

今回の資金調達ラウンドには、大手クレジットカード会社・アメックスのVC部門である、Amex Venturesを始め、Mirabaud Lifestyle Impact and Innovation Fund、Snow Hill Ventures、Sangha Capital、Chain Link Crypto Fundなどの投資家が参加した。この資金調達により、ワンオフの資金調達総額は7200万ドル（約94億円）を超えた。

これまでの資金調達に参加しているのは、エコロジストのビル・タイ（Bill Tai）氏のActai Unicorn Fund、テゾス財団（Tezos Foundation）、ラップ会のカリスマ・故ノートリアス・B・I・Gの遺産管理者、ホッケーの元人気プレーヤーであるウェイン・グレッキー（Wayane Gretzky）氏などだ。

ワンオフは音楽専門NFTマーケットプレイスとしてスタートし、現在はスポーツ選手のNFTコレクションや、ブランド等のNFTコレクションなども取り扱っている。

ワンオフのリン・ダイ（Lin Dai）CEOは声明で「次世代NFTとブロックチェーンをもたらすという私たちのミッションに向けて進むため、新規、既存の投資家とパートナーから信念と圧倒的なサポートに興奮している。私たちはWeb3.0市場の成熟と統合に従い、新しい取引モデルを構築し、最大のグローバルブランドから最新の独立系アーティストまで、あらゆる形や規模のクリエイターが才能を解き放つことを可能とする」と述べた。

調達した資金は、持続可能なNFTマーケットプレイスの構築、音楽、スポーツ、ブランドなどでのマーケット拡大に利用される模様だ。

なお、ワンオフはエーゲ海に面したトルコの港街ボドルムのホテル「マンダリン・オリエンタルボドルム」で、カラー・セラピーをテーマにしたイベント「American Express Summer in Color Oasis」を開催する予定であることも明かした。参加するアメックス会員に向け、トルコ人アーティスト・Selay Karasu氏デザインのワンオフNFTが無料でプレゼントされるという。

画像：Shutterstock

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