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「女性がWeb3.0を牽引する可能性」 KuCoinがレポートを発表

暗号資産(仮想通貨)取引所KuCoinは26日、Web3.0に関するレポート「Web 3 Career Market report」を発表した。

レポートの調査対象はWeb3.0を認識しているTwitterやLinkedinを利用しているユーザー3,608人に対して行った。

調査対象のうち、16%は暗号資産やメタバース、NFT(非代替性トークン)やDAO(分散型自律組織)、DeFi(分散型金融)等の関連分野で勤務したことがある専門家であることが判明したという。さらに、そのうち59%は30歳以下のようだ。

また、回答者の54%はWeb3.0関連業界で働いたことはないものの、非常に、または多少興味を持っていることがわかった。大多数の回答が、Web3.0は非中央集権の世界で新たなインターネットの定義を作り出すと考えているようで、その将来に対して明るい見通しを持っている結果になったとKuCoinは説明する。

この調査では、専門家に分類されるユーザーの回答のうち、60%以上が今後のキャリアの選択としてメタバース関連のキャリアに成長性があると考えていることも明らかになった。

また、Web3.0を好んで利用しているユーザーの50%以上がリサーチや戦略、マーケティング関連のキャリアに興味を持っているという回答が多く、プロダクトマネジメントやデータ分析、オペレーションにも強い関心と成長性を感じている結果を示すものとなった。

現在、専門家に分類されるユーザーで、なおかつ実際に業務に携わっている53%はWeb3.0のキャリアに満足しているという回答が得られたようだ。これに関連して、Web3.0関連業界で働いていない64%も勤務地に柔軟性があることや、業界の将来の明るい見通しがあること等の理由から、キャリアとして興味があるという回答が得られている。

また、Web3.0関連業界に携わる女性は、同じくWeb3.0関連業界で仕事をする男性と比べてキャリア面で積極的な姿勢がうかがえたという。

こうした結果から、KuCoinはWeb3.0をはじめとした分散型インターネット産業の発展を阻害する課題解決や、Web3.0の採用を加速させる上で女性が重要な役割を担う可能性があると指摘した。

画像:Shutterstock

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