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GMOコイン、次世代型ライブ配信プラットフォーム創造に向けたIEOを検討開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインは25日、株式会社Lightと次世代型ライブ配信プラットフォームの創造を目的としたIEO(Initial Exchange Offering)による資金調達に向けて覚書を締結したことを発表した。

LightはIEOを通じて調達した資金をもとに、次世代型ライブ配信プラットフォームを構築するプロジェクトを推進するという。ブロックチェーン技術を活用し、より「ユーザーファースト」なライブ配信プラットフォームを構築・提供していくことを目指す。トークンの発行により、ライバーや視聴者にも経済的インセンティブや、ガバナンスに参加する権利を付与することが可能となる。

Lightは次世代型ライブ配信プラットフォームを作るために設立された。本プロジェクトは同社が暗号資産の発行者となる。発行される暗号資産は「PLMトークン」になる見込みだ。

Lightは現在、ライブ配信アプリ「Palmu」を運営している。今月サービスを開始し、今後はPalmuポイントや、PLMトークンを活用したWeb3.0型のライブ配信プラットフォームを目指していくという。

IEOのスケジュールとして、今年7月に「Palmu」をリリースした後、11月にPalmuポイントの運用を開始。そして2023年夏頃にPLMトークンのIEOを実施するとGMOコインは説明する。

GMOコインは今年4月、IEOの第1弾として、サッカーJ2リーグのFC琉球が発行する「FCRコイン(FCR)」の販売を行った。総額10億枚の45%にあたる4億5000万枚が販売された。レートは1FCR=2.2円で、GMOコインによれば約10億円の調達に成功したという。

コイン保有者は量に応じてスポンサー同様公式サイトなどにロゴを掲載出来る他、選手にコインを送付することや、クラブ運営に関わる投票などを行うことができる。集まった資金はチームの強化や、サポーター、選手、クラブをつなぐプラットフォーム「FC琉球ソシオ」の開発などに充てられている。

国内の他事例では、昨年7月にコインチェックが行ったPalette Token(PLT/パレットトークン)がある。このIEOでは資金調達目標額9億3,150万円をわずか6分で達成するなど、高い注目を集めた。

また今年に入ってからはIEOの検討を行う国内暗号資産取引所が増加してきていることから、今後国内においてIEOを用いた資金調達が活発化していく可能性がある。

画像:Shutterstock

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