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米ゲームストップがNFTマーケットプレイスのベータ版をローンチ

米ビデオゲーム販売企業大手のゲームストップ(GameStop)が11日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「GameStop NFT」のベータ版をローンチしたことを発表した。

同社はプレスリリースで、「本日、ゲーマー、クリエイター、コレクター、コミュニティメンバーがNFTを売買、取引できるNFTマーケットプレイスを立ち上げたことを発表する」と述べた。

このNFTマーケットプレイスはイーサリアムレイヤー2ブロックチェーン・Immutable Xを基盤としたものであるという。現在はベータ版であることから、同じくイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンである「Loopring(ループリング)」がサポートされている。

Immutable XはNFTコンテンツ、NFTテクノロジーに関連したクリエイター支援のため、1億ドル(約137億円)のファンドを設立している。資金はNFTコンテンツの作成やクリエイターに対する助成金に活用するとしている。

GameStop NFTでは、ゲームストップの独自ウォレットである「GameStop Wallet」に対応する。同ウォレットではマーケットプレイスのローンチに先立ち、今年5月に暗号資産(仮想通貨)やNFTの保管、そして入出金する機能を備えていると発表されている。

ゲームストップは今回の発表で、「今後、同マーケットプレイスはWeb3.0ゲーム、クリエイター、その他のイーサリアム環境など、さらなるカテゴリーを網羅していく予定」と展望を語った。

現在、NFT市場においても暗号資産の市況による影響を受け、取引高は減少傾向にある。こうした状況で、ゲームストップが新たにMFTマーケットプレイスを立ち上げた背景には、苦境にあるとされるビデオゲーム販売業者を立て直すため、デジタルサービスとオンライン製品の拡大を推し進める狙いがある。

ゲームストップは打開策を打ち出すべく、NFT市場に乗り出した格好だ。同社はゲームプレイヤーがNFT市場において最大の顧客となる可能性があるとの見込みを立てている。ビデオゲーム内で使用されるアイテム、アバター、武器、メタバースの土地などをNFT化し、販売することを目標としているようだ。

プレスリリースでは、ゲーム用NFTが近日追加されると述べている。

画像:Shutterstock

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