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米ゲームストップ、NFTプラットフォーム構築に向けサイトを公開

ゲーム小売業を展開する米ゲームストップ(GameStop:GME)が、NFTプラットフォームを構築していることがわかった。26日、同社が特設ページを公開した。

この特設ページでは、「私たちは、優れたエンジニア(solidity、react、python)、デザイナー、ゲーマー、マーケッター、コミュニティリーダーを歓迎する」と記載されている。

ページの中央にイーサリアムのロゴとコントラクトアドレスが記載されていることから、このNFTプラットフォームではイーサリアムの技術が基盤になるものと推測される。

また、スマートコントラクトコードには「Game On Anon」と書かれており、ゲームストップのNFTページにリンクしている。

さらに、コードからはERC721規格の利用が示唆されていたほか、トークントラッカーとして「GameStop(GME)」の記載があることも判明した。

こういった点から、ゲームストップが独自暗号資産(仮想通貨)を発行する可能性も浮上したと言える。

現在、このNFTプラットフォームに関する詳細はわかっておらず、特設ページにおいてもエンジニアの募集に関する文章のほかには「Power to the players.Power to the creators.Power to the collectors.(プレイヤーたちに力を。クリエイターたちに力を。コレクターたちに力を)」と記載されているだけだ。

ゲームストップは世界10ヶ国で4,000店舗以上を展開している。今年初めには、米掲示板サービス・Redditの株取引コミュニティ「r/WallStreetBets(WSB)」による集中投資などで株価が暴騰し話題となった。これにより、空売りを行っていた大口投資家などが大幅な損失を被ることとなり、全米を巻き込む問題にまで発展した。

現在ゲームストップはデジタルシフトを進めることで収益改善を図ろうとしていることがうかがえる。

先月も暗号資産やブロックチェーン、NFTに精通したアナリストの募集を発表しており、今後、積極的に新興技術の取り入れなどを行っていく可能性が高いだろう。

画像:Shutterstock