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「リヴリーアイランド」等提供のココネ、メタバース特化のブロックチェーン「MOOI」をローンチ

アバターアプリ開発等を手がけるココネ株式会社は30日、傘下のブロックチェーン開発を手掛けるPOST VOYAGERが、持続可能なメタバースシステムに特化したブロックチェーン「MOOI」を正式ローンチしたと発表した。同日より運用が開始した。

MOOI Networkを開発・運用するPOST VOYAGERはシンガポールを拠点とし、ブロックチェーンプロジェクト開発に特化することを目的として2019年に設立された。専門性を発揮し、Klaytn Network(KLAY)のガバナンス協議会のメンバー(ノードバリデーター)を務めている。

Klaytnは従来のブロックチェーンより速く、安価でエンタープライズグレード、サービス中心に向けて運用されているブロックチェーンネットワークだ。韓国最大のモバイルプラットフォーム・Kakao(カカオ)子会社の「Ground X」が開発している。

チームの半数が開発者であるPOST VOYAGERは、ココネグループ企業への技術的なサポートやアドバイスを担っている。

ココネグループでは、MOOI Networkを基盤としたメタバースサービスをすでにいくつか開発しているが、MOOIのビジョンはデジタルアプリに留まらないという。リアル、デジタル両方でMOOI Networkのコアバリューに適合するプロジェクトでエコシステムを拡大することを想定している。

MOOI NetworkはまずKlaytn Networkとブリッジする予定だ。その後、ポリゴン(MATIC)やイーサリアム(ETH)などのブロックチェーンとのブリッジを行っていく予定だという。

MOOI Networkはメタバースエコノミーをサポートするため、従来と異なるアプローチで構築されている。MOOI Networkの経済はサービスをプレイすることや、デジタル資産を所有することに価値を見出すユーザーによって形成される。そして価値が確立された後、エコシステムは自然に拡大していくと考えているという。

ネットワークの経済圏はガバナンストークンである$MOOIを中心に構築される。個々のサービスも独自トークノミクスを持つことになるとココネは説明する。

POST VOYAGERには「Crypto Finance Team」というチームがあり、MOOIエコシステム設計とモニタリングに専念している。ネットワークに傘下するdAppsプロジェクトに対しアドバイスを提供し、メタバースエコノミーを共に構築していく。

最初にサービスを開始するのは人気アプリ「リヴリーアイランド」のIPを活用したGameFi「Meta Livly」。Play to Earn要素や、実際にアイテムを所有、取引できるNFT(非代替性トークン)を搭載し、2022年7月下旬にリリースする予定だ。

また、アバタージェネレーター「セルフィ」のIPをベースにブロックチェーンを導入したDress to Earnアプリ「ClawKiss」も年内にリリースする予定で、数年内に10以上のサービスをリリースするとしている。

画像:ココネ

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