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ポルカドットが分散化を目指し新ガバナンス「Governance version2」を発表

暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)の創設者であるギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏は29日、ブエノスアイレスで開催されているイベント「Polkadot Decoded」において、ブロックチェーンの新ガバナンスモデル「Governance version2(Gov2)」を発表した。

今後、ポルカドットはいわゆる「Council」と呼ばれる中央集権的な幹部組織による独占的な意志決定を廃止するという。

現在のガバナンスシステム「Gov1」では、「Committee(技術的委員会)」や「Polkadot Coucil(評議会)」という中央集権的な幹部組織が独占的な意思決定権を持っているという。これは分散化の精神に反することから、改善する必要があるとウッド氏は主張する。こうした仕組みを廃止し、代わりに「Referendum」と呼ばれる誰もが提案を行うことができ、自由に可決できる投票システムを導入すると説明した。

技術委員会は今後「Polkadot Fellowship(ポルカドット・フェローシップ)」と呼ばれる技術専門家からなる新しい分散型組織に置き換えられる。また、現在の技術委員会から人数を拡大し、急な案件の際には投票時間を短縮する権限を持つようになるという。

ウッド氏は、「Gov1は安全だが速さに欠ける」と指摘。それはガバナンスの安全性と意思決定の速さに影響を及ぼすことにつながるという。

その上で、「Gov2では安全性と速さのバランスを向上させるため、多くの要素をガバナンスに導入する」と説明した。

全体的に従来のガバナンスモデルと変わらない部分もあるが、まずシステム全体の50%の出資者がシステムのに意思決定を行うことが可能となる。またDOTを長期間ステークする意志を持つユーザーに、より大きな権利が与えられることになる。

審議中の投票は、28日以内にステークホルダーの50%の賛成を得なければ可決されない。投票に技術的な問題が発見された場合、参加者が指摘してキャンセルの提案を行うこともできる。投票者がシステム内の投票クラスごとに異なる代表者を指定することができるシステムも導入するという。

Gov2は現時点では開発段階で、ポルカドットの共同創設者ロバート・ハーバーマイヤー(Robert Habermeier)氏によれば、「新ガバナンスシステムは、最初にクサマ(KSM)にローンチする予定。その後、ハードフォークせず、ポルカドットのメインネットに展開していく」という。

画像:Shutterstock

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