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マイクロソフト、日本発のパブリックチェーン ・Astar Networkとの提携を発表

米マイクロソフトが日本発のブロックチェーン「Astar Network」を支援することを発表した。今後は共同で、Astarが始めた支援プログラム「Astar Incubation Program」に取り組んでいく。

Astar Incubation Programとは、Web3.0に取り組む企業やプロジェクトに対して、最大2000万ドル(約23億3,400万円)の投資をはじめ、法務、マーケティング、トークン開発などのサポートや広範なネットワーク共有などを行うプログラム。同プログラムには、Alameda Reserch、Fenbushi Capital、Digital Finance Group、LongHash Ventures、gumi Crypto Capital、TRGC、Next Web Capitalといった有名なベンチャーキャピタルもサポートパートナーとして参加している。

同プログラムの開始にあたって、Astarを開発するTechnologies社のCEO・渡辺創太氏は「Astarのエコシステムに価値をもたらす可能性のある、才能ある起業家や有望なプロジェクトを支援することを約束します。Web3.0の実現に向けて協力していきます」とコメントしていた。現在は、DeFiプラットフォーム「ArthSwap」とレンディングプロトコル「Starlay」などのプロジェクトがすでに選出されている。

Astar Network(ASTR)は今年1月にメインネットが立ち上げられたばかりだが、すでに複数の海外取引所への上場が決定済みで、世界から注目されている。

Polkadot(ポルカドット)とパラチェーン接続を目指し開発が進められている日本発のプロジェクトで、昨年12月には世界で3番目にポルカドットのパラチェーン接続を完了させた。

Astar Networkは本田圭佑氏(プロサッカー選手)や、ギャビンウッド氏(イーサリアムの共同創設者)から出資を受けていることでも知られる。

今後、マイクロソフトもAstar Incubation Programで選ばれたスタートアップ企業に、マーケティング支援やメンターネットワークなど幅広い支援を行う。また、選ばれたプロジェクトや企業は「Microsoft for Startups Founders Hub」が利用可能となり、テクノロジー提供、コーチング、サポートなどにより、会社設立の際のあらゆる障壁を取り除くことができる。

マイクロソフト・プロダクトマーケティングマネージャー・海老島幹人氏は「Astar Networkを支援できることを嬉しく思います。私たちのテーマは地球上のすべての人と組織がより多くのことを達成できるように力を与えること。マイクロソフトは常にWeb3.0の開発をサポートしてきました。Astarは素晴らしいことを成し遂げることができると思います」とコメントを述べた。

画像:Shutterstock