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国内漫画作品初、「キャプテン翼」とThe Sandboxが提携

株式会社Mintoは21日、ブロックチェーンベースのメタバースプロジェクト・The Sandobox(ザ・サンドボックス)およびキャプテン翼のNFT(非代替性トークン)管理会社である株式会社TSUBASAと協業することを発表した。

株式会社Minto はThe Sandobox上で「キャプテン翼Land」をプロデュースする。The Sandboxでは世界のアパレル・IP(キャラクター等の知的財産)ブランドとの提携を行っているが、日本の漫画作品IPブランドとの提携は初めてだという。

「キャプテン翼」は、漫画やアニメを通じて世界中に多くのファンがおり、世界のサッカーの発展に大きく貢献してきた名作だ。数多くの海外サッカー選手たちにも影響を与えるなど、世界中で愛されるグローバルコンテンツとなっている。

今回のThe Sandoboxとの提携では、「キャプテン翼」として世界初のメタバースおよびNFTの展開、そして販売となる。今後、The Sandbox上で様々なコラボと企画を推進していく予定だという。

The Sandboxでの「キャプテン翼Land」の開発を進め、サッカースタジアムなどの施設、新規キャラクターを追加していくなど、「キャプテン翼」の世界観を反映したコンテンツを制作していく。

株式会社Mintoは累計1740イーサリアム(ETH)の総取引量を誇るブロックチェーンゲーム「Crypto Crystal」やThe Sandbox上での自社キャラクター等のNFT展開を手掛けたノウハウを元に、様々なIPホルダーのNFT、メタバース展開をプロデュースしている。

同メタバースでは米国をはじめ、様々な国の著名アーティストやキャラクターが「LAND」を開発している。Mintoの制作ノウハウを活かし「キャプテン翼」の世界観をメタバース世界で表現していく方針だという。

キャプテン翼については先日、海賊版NFTが横行しトラブルが発生している。海外の事業者が無断でキャプテン翼に登場するキャラクターを用いたNFTアートを発表した。

17日には、作者で漫画家の高橋陽一氏が「海外の事業者が違法なNFTを発行している。買わないで欲しい」と訴えた。発表によると、現在、株式会社TUBASAだけがキャプテン翼に関する権利を所有、管理しているという。

今回のThe Sandboxへの進出は、違法NFTを消滅させることも目的としてある。他の日本漫画においても、海外事業者による違法なNFT化が進んでおり、作者の利益が損なわれている状況だ。

今回の取り組みが違法NFT撲滅に向けた足掛かりとなることに期待が集まる。

画像:Minto

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