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楽天の「Rakuten NFT」で現代アートのNFT取扱いへ

楽天グループが提供を開始するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」が、一般社団法人アートパワーズジャパンとNFT(非代替性トークン)アート作品の取扱いに向けて合意したと発表した。今月25日にサービスを開始するRakuten NFTが5月以降、現代アートのNFTを販売する。

今回のNFTアート販売は、アートパワーズジャパンとの合意によって実現化した。監修するキュレーターとして、山口祐実氏(アートプロデューサー)、楠見清氏(美術編集者、評論家、東京都立大学准教授)、関昭郞氏(東京都写真美術館)、森山朋絵氏(東京都現代美術館)の4名が就任するという。

第一弾は、彫刻家の三沢厚彦、新鋭画家の中村ケンゴ氏、現代アーティストの山口典子氏、美術作家の濱口健氏、写実描写作家の小瀬村真美氏、佐賀大学准教授で芸術家の土屋貴哉氏などによる「PRIME」、期待の若手アーティストの作品を扱う「EMERGING」、パラリアンアート(障がい者の人による作品)の「CHALLENGED ART」、日本が誇る工芸の新たな視点を追求する「KOGEI」の4つのカテゴリーから作品を展開する予定だ。

購入したNFTは、Rakuten NFTのマイページにコレクションが可能。さらに、マーケットプレイスに出品して販売することもできる。

アートパワーズジャパンは「アーティストを応援する」、「アートで日本を元気にすること」をモットーに、アートのある場所、エリア、集積地の創出をめざして設立された。同法人は今後、上記の4つのカテゴリーにおいて、アーティストによる予想を超えた驚きのあるNFTアート作品の創作や発表、作品をNFT化して販売することによるプロモーションの支援を実施していく。

メディアアート、パフォーミングアート、インスタレーションなど、販売や保存が困難とされている形式の作品や、プロジェクトベースで制作された作品などをNFT化して、蘇らせることを計画している。

さらに、茶の湯、生け花など、その瞬間、その時間でしか体験することができないアートを、動画またはVRを利用してNFT化することも計画している。これらの活動を通じ、アーティストが作品を次々と創作できるよう、NFTアート作品の販売によってアーティストたちへ収益の還元を目指していく。将来的には、若手アーティストの世界的展開の支援や、アーティストを応援するコミュニティーの創設、メタバースへ参加し、そこでの展示会、販売も行っていく。

Rakuten NFTのサービスが開始する25日にサービス内容を詳しく解説し、今後販売予定のNFTコンテンツを紹介するオンラインローンチイベント「♯Rakuten_NFTはじまる」を開催する予定だ。同イベントには、アートパワーズジャパンのアートプロデューサーである山口祐実氏が登壇する。今回の取り組みと将来の展望についてプレゼンテーションを行うとしている。

画像:Shutterstock