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楽天、「Rakuten NFT」を2月からサービス開始へ

楽天は19日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスおよび販売プラットフォームの「Rakuten NFT」のサービスを2月25日より開始すると発表した。

また、「Rakuten NFT」が提供する最初のコンテンツも決定。株式会社円谷プロダクションが販売する「ULTRAMAN(ウルトラマン)」のCGアセットを使用したNFTだ。

「Rakuten NFT」はスポーツ、音楽、アニメなどエンターテインメントの分野におけるNFTをユーザーが購入でき、個人間で売買できるマーケットプレイスと、IPホルダーがワンストップでNFTの発行、販売サイトの構築が可能な独自のプラットフォームを併せ持つサービスとなる。

2月25日のサービス開始とともに、アニメ「ULTRAMAN」より第一弾として、「ULTRAMAN」「SEVEN」「ACE」のRakuten NFT限定ビジュアルとオリジナルエフェクトを楽しむことができる高画質エフェクト付きプレミアデジタルアートのモーメント全3種類が発売されることになった。

決済には楽天IDを使用でき、楽天ポイントも貯まる。また楽天ポイントを使用することも可能だ。購入したNFTは「Rakuten NFT」のマイページにコレクションすることができ、マーケットプレイスで出品し、販売することもできる。

アニメ「ULTRAMAN」は、無料マンガサイトの「コミプレ/ヒーローズ」にて連載中。清水栄一氏と下口智裕氏による漫画作品が原作だ。2019年4月、192ヵ国で世界同時配信され大きな話題を呼んだ。今年4月にはシーズン2の配信が決定されている。

楽天は「Rakuten NFT」のサービスを開始する日2月25日に、オンラインローンチイベント「♯Rakuten_NFTはじまる」を開催予定だ。同イベントでは「Rakuten NFT」のサービス内容を紹介し、今後販売する予定のNFTコンテンツを発表する予定となっている。最新情報は「Rakuten NFT」公式Twitterより随時発信予定だ。

楽天は2016年8月にブロックチェーン技術に特化した研究開発組織「楽天ブロックチェーン・ラボ」を開設。2019年8月からは楽天ウォレット株式会社において、暗号資産(仮想通貨)における現物取引サービスを国内にて提供してきた。

こうしたサービス開発・提供によって培ってきた技術を最大限に利用して、満を持して初のNFT事業に参入「Rakuten NFT」を発表した。

暗号資産の投資家や、テクノロジーに関心のあるコミュニティを中心に流通しているNFTの現状の市場環境に変化を与え、幅広いユーザーがNFTを保有することに価値観を得られるよう、「NFT市場の民主化」を目指す。

楽天グループの代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏は、「ブロックチェーンを活用して送金の手数料を大幅に下げたり、ペーパレス化したり、NFTによっていろんなコンテンツをキャッシュ化して、売上にすることができていく」と昨年のRakuten Optimism2021で語っており、その世界が今後実現していきそうだ。

画像:Shutterstock