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思い出をNFT化するサービス「NFT for you」がリリース

ブロックチェーン・NFTサービスを手がける株式会社ドンバテックは11日、自らが撮影した写真から簡単にNFT(非代替性トークン)を生成することができるツール「NFT for you」を提供開始することを発表した。

ユーザーは「NFT for you」のサイトにアクセスし、自分が撮影した写真をアップロードするだけで、専門知識を必要とせずに誰でも簡単かつ少額でNFTを作成(ミント)することが可能だという。作成したオリジナルのNFTは、専門の取引プラットフォーム上で売買可能となる。

写真そのものではなく、そのデータを活用したNFTの売買のため、元の写真は思い出として手元に残しておきながら、NFTは資産として運用できる。

NFT化された際のイメージ
引用元:ドンバテック

第一弾として、紅葉写真によるNFTを募集するという。2021年12月15日までの期間、1,000円で誰でもNFT作成の体験が可能としている。

1つのメールアドレスにつき、3枚までアップロードできる。なお、扱われる写真データの権利処理は自己責任となるため、注意が必要だ。

ドンバテックによると、既存のNFTのほとんどは、芸術品、有名人に基づいた高額のものだが、NFT for youでは一般の生活者が手軽にNFTを体験できるNFTの民主化を目指したサービスだという。

プレスリリースでは、「NFT for youは、ほんの始まりに過ぎません。当社サービスを通じて、人々の人生の記録をコンテンツとして用い、NFTへと変換、ブロックチェーンに刻印することで、それが資本になる未来を思い描いています(中略)モバイルデバイスでインターネットを通じて、自分独自の暗号資産を所有し、カジュアルにアクセスできるようになると考えています」とコメントしている。

同社は今年10月には、9年連続ミシュラン二つ星獲得の鮨屋「すし喜邑」と共同で、日本の伝統的な食文化と職人精神の宣伝を目的とした「SUSHI RUNNER NFT」を発行することを発表。今回「マカジキ」「玉子」「小肌」「鰯」「サヨリ」など29種類1万個のNFTを発行した。

入手したNFT作品は、MetaMaskなどの暗号資産ウォレットに保管することができ、暗号資産取引所Bianance(バイナンス)のNFTマーケットプレイスで売買することが可能なほか、他のユーザーにプレゼントとして贈ることもできる。

画像:Shutterstock