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ビットコイン価格は2020年に1000万円?ドイツの州立銀行がレポート

ドイツの「バイエルン州立銀行」は先月30日、来年5月に予定されているビットコインの半減期を考慮に入れれば、ビットコイン価格は9万ドル(約1000万円)になる可能性があるとのレポートを発表した。
同レポートでは、金(ゴールド)とビットコインがどちらも限られた量しか採掘されないという共通点に着目し、金の適正価格を算出する際に活用される「ストック・フロー比率」を用いてビットコインの適正価格を予測している。
ストック・フロー比率は、何らかの資産における現在の供給量(ストック)と新しい供給量(フロー)から算出される値だ。
同行は次のビットコインの半減期が、ビットコインのストック・フロー比率に大きな影響を与えると見ている。
ビットコインのマイニング報酬は現在12.5BTCだが、次の半減期では6.25BTCになる。
昨今では世界的な経済危機への不安が高まっているが、同行は「歴史的に、転換期に使われるマネーはストック・フロー比率が最も高いコモディティ(商品)だった」と述べており、2020年5月のビットコインのストック・フロー比率は金に肉薄、その後は金を超えていくと説明した。
そして同行はレポート内で、2020年5月のストック・フロー比率を考慮すると、ビットコインの価格は9万ドルに達する可能性があり、最近の8000ドル台という価格は、半減期による影響を織り込んでいないと結論づけた。